2月24日は、日本の昭和史と平成史の結節点とも言える、厳粛な記憶が残る日です。
1989年には昭和天皇の大喪の礼が執り行われ、日本中が深い祈りに包まれました。
また、世界に目を向けると、2022年にロシアによるウクライナ侵攻が開始された日でもあります。
現代の国際情勢を大きく変えるきっかけとなったこの出来事は、今もなお私たちの記憶に新しく刻まれています。
一方で、文化的な側面では、国産初のテレビ映画ヒーローが登場した記念すべき日でもあります。
このように、2月24日は鎮魂と平和への願い、そして大衆文化の幕開けが同居する、非常に密度の濃い1日と言えるでしょう。
この日が持つ多面的な意味を知ることで、歴史の流れをより深く理解することができます。
2月24日は何の日?代表的な記念日・イベント
月光仮面登場の日
1958年(昭和33年)の2月24日、日本のテレビ史における金字塔となる番組の放送が始まりました。
KRテレビ(現在のTBS)にて、国産初のテレビ映画である『月光仮面』の第1話が放映されたのです。
「どこの誰だか知らないけれど、誰もがみんな知っている」という主題歌のフレーズは、瞬く間に子供たちの心をつかみました。
白いターバンに覆面、そしてサングラスという独特の出で立ちは、正義の味方の代名詞となりました。
月光仮面は、悪を懲らしめこそすれ、決して人の命を奪わないという哲学を持っていました。
この「憎むな、殺すな、赦(ゆる)しましょう」という精神は、原作者である川内康範氏の強い願いが込められていたと言われています。
放送当時は、銭湯から子供の姿が消えると言われるほどの社会現象を巻き起こしました。
ごっこ遊びで風呂敷をマントにする子供たちが路地裏に溢れたというエピソードは、昭和の懐かしい風景として語り継がれています。
日本の特撮ヒーロー番組の元祖として、その後の『ウルトラマン』や『仮面ライダー』へと続く系譜の礎を築いた重要な記念日です。
クロスカントリーの日
1977年(昭和52年)の2月24日、クロスカントリー競技のルール統一や普及に関連する出来事があったことに由来しています。
一般的に、イギリスで原野や森林を走るクロスカントリーの大会が初めて開催された日とされることが多いようです。
クロスカントリーは、整備されたトラックではなく、自然の地形を活かしたコースを走る過酷かつ魅力的な競技です。
スキー競技としてのクロスカントリーと、陸上競技としてのクロスカントリーの両方が存在します。
この日は、自然と一体になって走る喜びや、忍耐強くゴールを目指す精神を称える日として親しまれています。
日本国内でも、冬場の体力作りや精神鍛錬の一環として、多くの学校や団体でクロスカントリー大会が行われています。
起伏に富んだコースを攻略する戦略性と、自身の限界に挑むタフさが求められるスポーツです。
この記念日をきっかけに、近所の公園や林道を散策し、自然の中を歩く楽しさを再発見してみるのも良いでしょう。
2月24日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
独立記念日(エストニア)
1918年のこの日、エストニアがロシア帝国からの独立を宣言したことを記念する祝日です。
国旗の日(メキシコ)
1821年、スペインからの独立に向けた「イグアラ綱領」が発表され、現在の国旗の原型が誕生した日です。
スティーブ・ジョブズ・デイ(アメリカ・カリフォルニア州)
Apple創業者スティーブ・ジョブズの誕生日を記念し、彼が拠点を置いたカリフォルニア州が制定しました。
技術者の日(イラン)
中世の博学者ナシール・アル=ディーン・トゥースィーの誕生日を記念して制定されています。
ドラガボット(ルーマニア)
ルーマニアにおける伝統的な愛の日であり、春の訪れを告げるお祭りの日でもあります。
日本国内で定められた記念日
鉄道ストの日
1898年(明治31年)のこの日、日本鉄道の機関士ら約400人が日本初の鉄道ストライキを決行しました。
2部式帯の日
「2(ふ)2(ぶ)4(しき)」の語呂合わせから、着付けが簡単な2部式帯をPRするために制定されました。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
銘店伝説の日
チルド麺などを製造する株式会社アイランド食品が、「2(ツー)2(ル)4(シ)」の語呂合わせで制定しました。
ブルボン・プチの日
大手菓子メーカーのブルボンが、人気シリーズ「プチ」にちなんで毎月24日を記念日としています。
地蔵盆(毎月24日)
毎月24日はお地蔵様の縁日とされており、特に子供たちの守り神として信仰されています。
愛宕の縁日(毎月24日)
防火の神様として知られる愛宕権現の縁日であり、火伏せを祈願する日です。
2月24日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
2月24日という日付は、歴史の教科書を書き換えるような重大な出来事が頻発している特異日です。
暦の変更から国際紛争の勃発まで、世界情勢に決定的な影響を与えた事件を振り返ります。
世界・海外の歴史的出来事・事件
グレゴリオ暦の制定(1582年)
1582年の2月24日、ローマ教皇グレゴリウス13世が歴史的な勅令を発布しました。
それまでヨーロッパで長く使われていたユリウス暦を廃止し、新しい暦を採用するという決定です。
これが、現在私たちが日常的に使用している「グレゴリオ暦」の始まりです。
ユリウス暦は1年を365.25日として計算していましたが、実際にはわずかなズレが生じていました。
何世紀もの間にそのズレが累積し、春分の日が本来の時期から10日ほどずれてしまっていたのです。
このズレは、キリスト教にとって最も重要な復活祭(イースター)の日取りを決める上で深刻な問題でした。
グレゴリウス13世は天文学者たちの助言を得て、うるう年の計算方法を精緻化した新暦を導入しました。
この改暦により、季節と暦のズレが見事に修正され、より正確な時間管理が可能になったのです。
しかし、プロテスタント諸国などは教皇の権威による変更に反発し、導入までに長い時間を要することになりました。
今日の世界標準となっている暦が生まれた瞬間であり、人類の科学史における重要なマイルストーンです。
ロシアによるウクライナ侵攻開始(2022年)
2022年2月24日、世界中に衝撃を与えるニュースが駆け巡りました。
ロシアのプーチン大統領が緊急のテレビ演説を行い、ウクライナ東部での「特別軍事作戦」の実施を表明したのです。
この宣言の直後、ウクライナの首都キーウを含む各地で爆発音が響き渡り、ロシア軍による全面的な侵攻が開始されました。
陸海空からの同時攻撃という事態は、第二次世界大戦後のヨーロッパにおける最大の軍事衝突となりました。
国際社会はこの行為を国際法違反として激しく非難し、ロシアに対する大規模な経済制裁を発動しました。
多くのウクライナ市民が国外へ避難を余儀なくされ、深刻な人道危機が発生しました。
この侵攻は、エネルギー価格の高騰や食糧危機など、世界経済にも甚大な影響を及ぼしています。
冷戦終結後の国際秩序を根本から揺るがす出来事であり、平和の脆さと尊さを改めて世界に突きつけました。
現在進行形の歴史的事件として、2月24日は決して忘れてはならない日付となりました。
日本国内の歴史的出来事・事件
国際連盟総会でのリットン報告書採択と日本全権の退場(1933年)
1933年(昭和8年)2月24日、スイスのジュネーブで開かれた国際連盟総会は、緊張の極みに達していました。
議題は、満州事変に関するリットン調査団の報告書に基づく対日勧告案の採決でした。
この勧告案は、満州国における日本の主権を否定し、日本軍の撤退を求める内容を含んでいました。
採決の結果、賛成42票、反対1票(日本)、棄権1票(シャム、現在のタイ)となり、圧倒的多数で可決されました。
この結果を受け、日本全権であった松岡洋右は「もはや日本政府は連盟と協力する努力の限界に達した」と宣言しました。
そして、松岡全権をはじめとする日本代表団は、無言のまま総会議場から退場しました。
この劇的な退場シーンは、日本が国際社会から孤立していく決定的な瞬間として記録されています。
翌月には日本は国際連盟からの脱退を通告し、太平洋戦争へと続く破滅的な道を歩み始めることになります。
外交による解決の道が閉ざされたこの日は、日本の近現代史における大きな分岐点でした。
昭和天皇の大喪の礼(1989年)
1989年(平成元年)2月24日、同年1月7日に崩御された昭和天皇の「大喪の礼(たいそうのれい)」が執り行われました。
会場となった新宿御苑には特設の葬場殿が設けられ、厳粛な雰囲気の中で儀式が進行しました。
この日は「昭和天皇の大喪の礼の行われる日」として法律により休日とされ、官公庁や多くの企業が休みとなりました。
当日は朝から冷たい雨が降りしきる中、皇居から新宿御苑までの葬列沿道には多くの国民が詰めかけ、最後の別れを惜しみました。
この儀式には、世界163か国と27の国際機関から、国王、大統領、首相などの弔問特使が参列しました。
その規模は空前のものであり、昭和天皇が世界の歴史に与えた影響の大きさを物語っていました。
竹下登首相(当時)をはじめとする政府関係者は、この機会を捉えて各国の要人と会談を行う「弔問外交」を展開しました。
テレビ各局は通常放送を休止して特別番組を編成し、日本中が喪に服す一日となりました。
昭和という激動の時代が名実ともに終わりを告げ、平成という新しい時代への歩みが本格化した象徴的な日です。
2月24日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
2月24日生まれの人々は、芸術的な才能や強い信念を持つ人物が多い傾向にあります。
世界を変えた革命児から、お茶の間を賑わす芸能人まで、多彩な顔ぶれが並びます。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
淡島千景(1924年):女優
宝塚歌劇団出身で、映画『夫婦善哉』などで名演を残した昭和を代表する大女優です。
佐久間良子(1939年):女優
東映の看板女優として活躍し、大河ドラマなど数多くの作品で主役を務めた実力派です。
草野仁(1944年):アナウンサー・司会者
NHK出身で、『世界ふしぎ発見!』の司会を長年務め、筋肉質の体格でも知られています。
ASKA(1958年):シンガーソングライター
CHAGE and ASKAとして『SAY YES』などのヒット曲を生み出した、圧倒的な歌唱力を持つアーティストです。
コージー冨田(1967年):ものまねタレント
タモリさんのものまねなどで一世を風靡し、ものまね界に革命を起こした芸人の一人です。
北山陽一(1974年):ミュージシャン
ボーカルグループ「ゴスペラーズ」のメンバーで、美しいベースボーカルを担当しています。
中田浩二(1979年):元サッカー日本代表
鹿島アントラーズなどで活躍し、ユーティリティプレイヤーとして日本代表の守備を支えました。
みかん(1984年):ものまねタレント
西川史子さんや松嶋尚美さんなどのものまねレパートリーを持つ、明るいキャラクターの芸人です。
岩佐真悠子(1987年):タレント・女優
ミスマガジン2003を受賞し、バラエティ番組やドラマで独自の存在感を発揮しました。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
ミシェル・ルグラン(1932年):作曲家(フランス)
映画『シェルブールの雨傘』の音楽などを手掛けた、フランス映画音楽界の巨匠です。
アラン・プロスト(1955年):元F1ドライバー(フランス)
「プロフェッサー」の愛称で親しまれ、アイルトン・セナとのライバル関係でF1黄金期を築きました。
スティーブ・ジョブズ(1955年):実業家(アメリカ)
Appleの共同創業者であり、iPhoneやMacintoshを世に送り出した稀代のビジョナリーです。
フロイド・メイウェザー・ジュニア(1977年):プロボクサー(アメリカ)
5階級制覇を達成し、無敗のまま引退したボクシング界のレジェンドです。
2月24日生まれのアニメキャラ
胡蝶しのぶ(『鬼滅の刃』):蟲柱として活躍する、常に微笑みを絶やさない毒使いの剣士。
東堂尽八(『弱虫ペダル』):箱根学園のエースクライマーで、「山神」の異名を持つナルシストな美形キャラ。
縁下力(『ハイキュー!!』):烏野高校バレー部の2年生で、次期主将候補としてチームを支える精神的支柱。
ルシエラ(『CLAYMORE』):かつての深淵の者の一人で、南の地を支配していた覚醒者。
佐倉麻衣(『カードキャプターさくら』):主人公さくらのクラスメートで、おとなしく控えめな性格の少女。
2月24日のバースデー情報
誕生日にまつわる花や宝石、色には、それぞれ素敵な意味が込められています。
プレゼント選びや、自分自身の守護アイテムとして参考にしてみてください。
2月24日の誕生花と花言葉
ニチニチソウ(日々草)
花言葉は「楽しい思い出」「友情」「生涯の友情」です。
夏の間、毎日絶えることなく新しい花を咲かせ続ける姿から、途切れることのない友情やつながりを連想させます。
白やピンクの可愛らしい花は、見る人の心を明るく励ましてくれる存在です。
アマリリス
花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」です。
大輪の花を横向きに咲かせる様子が、隣の花とおしゃべりをしているように見えることから名付けられました。
その堂々とした姿は、自信と気品を象徴しています。
サクラソウ
花言葉は「初恋」「憧れ」「純潔」です。
早春にハート形の花びらを持つ可憐な花を咲かせることから、淡い恋心をイメージさせる花言葉がついています。
日本でも古くから愛されており、江戸時代には多くの園芸品種が作られました。
2月24日の誕生石と石言葉
ホワイト・パール(真珠)
石言葉は「謙譲」「誠意」「純粋」です。
貝の体内で長い時間をかけて育まれる真珠は、内面の美しさや誠実さを象徴する宝石です。
2月24日の誕生石として特定されることがあり、清らかな心を持ち続けたいと願う人に力を貸してくれます。
アメジスト(2月の月間誕生石)
石言葉は「誠実」「心の平和」「高貴」です。
古来より高貴な色とされる紫色の水晶で、冷静な判断力や直感力を高める効果があると言われています。
酒に酔わないという言い伝えもあり、人生の悪酔いを防ぐお守りとしても人気です。
2月24日のバースデーカラーと誕生色
鉛色(なまりいろ)
色言葉は「真面目」「冷静沈着」です。
青みがかった灰色で、重厚感と落ち着きを感じさせる色合いです。
この色が誕生色の人は、孤独を愛しつつも、自分の世界を大切にする内気で誠実な性格の持ち主が多いとされています。
静かな強さを秘めた、大人の魅力を引き出してくれるカラーです。
2月24日は何座?星座情報
2月24日生まれの星座は「魚座(うお座)」です。
魚座は12星座の最後に位置し、慈悲深い心と豊かな感受性を持っています。
他人の痛みを自分のことのように感じられる優しさがあり、困っている人を放っておけない献身的なタイプです。
芸術的なセンスに優れており、音楽や絵画などの分野で才能を発揮することも少なくありません。
現実的な計算よりも直感や感情を大切にするロマンチストであり、周囲の人を癒やす不思議な魅力を持っています。
【まとめ】2月24日何の日?振り返り
2月24日は、歴史の明暗がくっきりと分かれる、非常に印象深い一日です。
昭和天皇の大喪の礼が行われた日として、日本国民にとっては厳粛な祈りの記憶が刻まれています。
また、ロシアによるウクライナ侵攻という、現代世界の平和を揺るがす大事件が起きた日でもあります。
一方で、『月光仮面』の放送開始やスティーブ・ジョブズの誕生など、新しい文化や価値観が生まれた日という側面も持っています。
過去の歴史を振り返り、平和の尊さを噛み締めると同時に、未来への希望を見出す日にしたいものです。
話題のきっかけとして、あるいは歴史を学ぶ入り口として、この日の出来事に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。