7月29日は、私たちが暮らす地球の自然環境に目を向ける日であるとともに、日本の食卓に欠かせない名脇役を称える日でもあります。
国際的には、野生動物の保護を訴える重要な活動が行われており、世界規模での意識向上が図られています。
また、日本国内においては、語呂合わせをきっかけとした親しみやすい記念日が制定されており、地域の歴史や食文化を再発見する機会となっています。
このように、7月29日は「グローバルな視点」と「日常の楽しみ」の両面を持ち合わせた、非常に興味深い1日であると言えるでしょう。
この日の背景を知ることで、普段何気なく過ごしている時間が、より価値のあるものに感じられるはずです。
7月29日は何の日?代表的な記念日・イベント
世界トラの日(World Tiger Day)
世界トラの日は、絶滅の危機に瀕している野生のトラを保護し、その生息地を維持することを目的として制定された国際的な記念日です。
この記念日の起源は、2010年にロシアのサンクトペテルブルクで開催された「トラ保存国際フォーラム」に遡ります。
当時、野生のトラの個体数は100年前と比較して約95パーセントも減少し、わずか3200頭ほどにまで落ち込んでいるという衝撃的な報告がありました。
これを受けて、トラの生息国13カ国の首脳が集まり、2022年までに野生のトラの個体数を2倍に増やすという目標「TX2」を掲げたのです。
トラは生態系の頂点に立つ動物であり、トラを守ることは、その生息地である豊かな森林や他の多様な生物を守ることに直結します。
現在でも、密猟や森林破壊による生息地の分断が大きな脅威となっており、世界中の動物園や保護団体がこの日に合わせてイベントを開催しています。
私たち一人ひとりにできることは限られていますが、まずは現状を知り、環境保護に関心を持つことが大きな一歩となります。
美しい縞模様を持つ野生の王者が、未来の世代まで生き残れるよう、改めて考える機会にしたい記念日です。
福神漬の日
7月29日は、カレーのお供として老若男女に愛される福神漬の日としても知られています。
この日は、漬物メーカーの最大手の一つである株式会社新進が、福神漬の美味しさと魅力を広めるために制定しました。
日付の由来は、福神漬という名前に含まれる「七福神(しちふくじん)」から、7(しち)2(ふ)9(く)という語呂合わせによるものです。
福神漬は、ダイコン、ナス、ナタマメ、レンコン、キュウリ、シソ、シイタケといった7種類の野菜を細かく刻み、醤油ベースのタレで漬け込んだ日本独特の漬物です。
その歴史は古く、明治時代に東京・上野の漬物店「酒悦」の野田清右衛門が考案したと伝えられています。
名前の由来については、7種類の野菜を使っていることから七福神にあやかったという説や、これさえあれば他におかずが不要で、食費が浮いて福が貯まるという意味で名付けられたという説があります。
大正時代以降、日本郵船の欧州航路の客船でカレーライスに添えられたことがきっかけで、全国的にカレーのお供としての地位を確立しました。
パリパリとした食感と甘酸っぱい味わいは、スパイシーなカレーの風味を一層引き立ててくれます。
この日は、改めて福神漬の奥深い歴史を思い浮かべながら、カレーライスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
7月29日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
世界トラの日
2010年の国際会議で制定され、野生のトラの保護と生息地の保全を全世界に呼びかける国際的な啓発デーです。
ルーマニア国歌の日
1848年の革命において、現在の国歌である「目覚めよ、ルーマニア人!」が初めて公の場で歌われたことを記念するナショナルデーです。
日本国内で定められた記念日
アマチュア無線の日
1952年7月29日に、戦後禁止されていたアマチュア無線の運用が再開されたことを記念し、日本アマチュア無線連盟が制定しました。
白河・関の明神の日
「し(7)らかわ(2)く(9)」の語呂合わせから、福島県白河市の歴史的なスポットをアピールする日として親しまれています。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
七福神の日
福神漬の日と同じく「し(7)ちふ(2)く(9)」の語呂合わせにより、群馬県の株式会社幸蔵などが制定しました。
永楽善博の日
書家であり芸術家の永楽善博氏の功績を称え、その作品を通じた平和を願う日として、自身の誕生日に合わせて制定されました。
肉の日(毎月29日)
「に(2)く(9)」の語呂合わせにより、都道府県食肉消費者対策協議会などが制定。食肉の消費拡大を図る日です。
クレープの日(毎月9日・19日・29日)
数字の「9」がクレープを巻いた形に似ていることから、株式会社モンテールが制定しました。
アマチュア無線の日(1952年)
1952年7月29日は、日本の無線史上において極めて重要な1日となりました。
第二次世界大戦の終結後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の統制下にあった日本では、日本人が電波を発信するアマチュア無線の活動が全面的に禁止されていました。
しかし、独立回復と平和への歩みが進む中で、無線愛好家たちの熱意が実を結び、この日に全国の30名に対して「アマチュア無線局予備免許」が交付されました。
これにより、日本の空に再びアマチュア無線の電波が飛び交うことになったのです。
当時の愛好家たちは、限られた機材を自作し、未知の相手と交信できることに大きな喜びを感じていました。
アマチュア無線は「キング・オブ・ホビー」とも呼ばれ、単なる趣味の枠を超えて、災害時の通信確保や科学技術への関心を高める役割を果たしてきました。
現在ではインターネットの普及により通信手段は多様化しましたが、物理的な電波を操り、国境を越えて交流するこの文化の原点が、7月29日にあります。
7月29日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
7月29日は、科学、政治、そして王室の歴史において、世界中の人々が固唾を呑んで見守った出来事が集中しています。
特に近代史においては、新しい時代の幕開けを感じさせる大きなプロジェクトや、歴史的な条約の調印がこの日に重なっています。
世界・海外の歴史的出来事・事件
NASA(アメリカ航空宇宙局)の発足(1958年)
1958年7月29日、アメリカ合衆国のドワイト・D・アイゼンハワー大統領が「国家航空宇宙法」に署名し、NASA(アメリカ航空宇宙局)が正式に設立されました。
この組織の誕生は、冷戦下におけるソビエト連邦との「宇宙開発競争」が背景にありました。
前年の1957年、ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功し、アメリカ社会は「スプートニク・ショック」と呼ばれる大きな衝撃を受けました。
科学技術の優位性を証明するため、アメリカはバラバラに存在していた軍事関連の航空宇宙部門を統合し、平和利用を目的とした文民組織としてNASAを発足させたのです。
NASAはその後、有人宇宙飛行計画であるマーキュリー計画やジェミニ計画を推進しました。
そして1969年には、アポロ11号による人類初の月面着陸という、歴史に刻まれる壮大な偉業を成し遂げることになります。
現在もNASAは、火星探査やジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による宇宙観測など、人類の知の最前線を切り拓き続けています。
7月29日は、まさに人類が宇宙という無限のフロンティアへ本格的に踏み出すための、公式な一歩が記された日なのです。
チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式(1981年)
1981年7月29日、ロンドンのセント・ポール大聖堂にて、イギリス王室のチャールズ皇太子とダイアナ・スペンサー令嬢の結婚式が挙行されました。
この挙式は「世紀の結婚式」と称され、バッキンガム宮殿から大聖堂までの沿道には約60万人の市民が詰めかけ、祝祭ムード一色となりました。
テレビ中継を通じて世界70カ国以上、推定7億5000万人がその様子を見守ったとされており、当時のダイアナ妃の美しさは全世界を魅了しました。
特に長さ約8メートルにも及ぶ長いトレーンを引いたウェディングドレスは、当時のファッション界に多大な影響を与えました。
しかし、この華々しいスタートの裏で、その後の波乱に満ちた二人の関係や、1997年のダイアナ妃の悲劇的な事故を思うと、歴史の複雑さを感じずにはいられません。
それでも、この日のロンドンが放った輝きは、多くの人々の記憶に刻まれており、イギリス王室の歴史を語る上で欠かせない1ページとなっています。
日本国内の歴史的出来事・事件
日米修好通商条約の調印(1858年)
安政5年6月19日(新暦1858年7月29日)、日本とアメリカの間で日米修好通商条約が調印されました。
この条約は、江戸幕府の大老・井伊直弼が、孝明天皇の許可(勅許)を得られないまま、アメリカ総領事タウンゼント・ハリスと独断で結んだものです。
前年に結ばれた日米和親条約が、薪水や食料の補給を目的とした限定的な開国だったのに対し、この通商条約は本格的な自由貿易を開始するためのものでした。
これにより、下田、箱館に加えて、神奈川(横浜)、長崎、新潟、兵庫(神戸)の開港と、江戸、大坂の市場開放が約束されました。
しかし、この条約には「領事裁判権」の容認や「関税自主権」の欠如といった、日本にとって著しく不利な条件が含まれていました。
この「不平等条約」の締結は、国内で激しい「尊王攘夷」運動を巻き起こす原因となり、幕府の権威は大きく揺らぐことになります。
結果として、この日の調印は幕末の動乱を加速させ、明治維新へと向かう日本の歴史を決定づける巨大な転換点となりました。
現在の国際社会における日本の地位を考えるとき、その苦難の始まりがこの7月29日であったことは忘れてはならない事実です。
成田空港へのアクセス鉄道「京成成田空港駅」開業(1978年)
1978年7月29日、成田空港(当時は新東京国際空港)の開港に伴い、京成電鉄が「成田空港駅」を開業させました。
ただし、現在の成田空港駅とは異なり、当時は空港ターミナルから1キロメートルほど離れた場所に位置していました。
これは、空港敷地内への乗り入れを計画していた「成田新幹線」の建設計画が頓挫した影響によるものでした。
利用者は駅からバスに乗り換えてターミナルへ向かう必要があり、アクセスの不便さが課題となっていました。
その後、1991年にようやく現在の空港第1ビル直下に駅が乗り入れることになり、旧来の駅は「東成田駅」と名称を変えて現存しています。
この日の開業は、日本の空の玄関口がようやく鉄道と繋がった歴史的な瞬間であり、その後の日本の国際化を支えるインフラ整備の苦闘を象徴する出来事でした。
7月29日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
7月29日は、各界を代表する実力派の人物が多く誕生しています。
強い個性と才能を持ち、長く第一線で活躍し続ける顔ぶれが揃っています。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
重光葵(1887年):外交官、政治家。終戦時の降伏文書調印式の全権として知られます。
石丸謙二郎(1954年):俳優、ナレーター。『世界の車窓から』の語りでお馴染みの名優です。
岸本加世子(1960年):俳優。数々の映画やドラマで存在感を発揮するベテランです。
高木美保(1962年):タレント、俳優。コメンテーターとしても鋭い意見を発信しています。
せきしろ(1970年):文筆家。独特の感性を持つエッセイや自由律俳句で知られます。
三津谷葉子(1984年):俳優、グラビアアイドル。多方面で才能を見せています。
秋元才加(1988年):タレント、俳優。元AKB48のメンバーで、現在は舞台やドラマで活躍中です。
與真司郎(1988年):歌手、タレント。AAA(トリプル・エー)のメンバーとして絶大な人気を誇ります。
久保建英(2001年):プロサッカー選手。日本代表の至宝として、スペインのラ・リーガで躍動しています。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
エミリー・ブロンテ(1818年):作家。世界文学の傑作の一つ『嵐が丘』を執筆しました。
ベニート・ムッソリーニ(1883年):政治家。イタリアのファシズムを主導した独裁者です。
ダグ・ハマーショルド(1905年):外交官。第2代国際連合事務総長を務め、ノーベル平和賞を受賞しました。
エリザベス・ドール(1936年):政治家。アメリカの運輸長官や赤十字総裁を歴任した女性リーダーです。
フェルナンド・アロンソ(1981年):F1ドライバー。スペイン出身の2度の世界チャンピオンです。
7月29日生まれのアニメキャラ
保科宗四郎(『怪獣8号』):日本防衛隊第3部隊副隊長。切れ味鋭い剣術と冷静な判断力が魅力です。
笠松幸男(『黒子のバスケ』):海常高校バスケ部主将。情に厚く、チームを鼓舞する頼れるリーダーです。
ユナ(『ソードアート・オンライン』):オーディナル・スケールにおける歌姫。物語の重要な鍵を握る存在です。
ルビー・クレス(『RAVE』):カジノのオーナーを務める不思議な生き物。独特の口調が特徴です。
五代裕作(『めぞん一刻』):主人公。苦労人ながらも一途な想いを貫く姿が多くの読者の共感を呼びました。
7月29日のバースデー情報
誕生日を彩る花や石、色には、それぞれ特別な意味が込められています。
大切な人へのプレゼント選びや、自分自身の個性を知るヒントにしてみてください。
7月29日の誕生花と花言葉
サボテン
サボテンは、過酷な砂漠環境でも生き抜く強靭な生命力を持っています。
その性質から、花言葉には「燃える心」「偉大」「あたたかい心」といった力強い言葉が並びます。
内面に秘めた情熱や、困難に立ち向かう忍耐強さを象徴する、7月29日生まれの人にぴったりの花です。
ダリア
豪華で華やかな花を咲かせるダリアも、この日の誕生花の一つです。
花言葉は「優雅」「気品」「栄華」であり、周囲を圧倒する存在感を表しています。
赤や黄色、白など色によっても意味が異なりますが、総じて豊かな才能の開花を暗示しています。
7月29日の誕生石と石言葉
ブラックオニキス
漆黒の輝きを放つブラックオニキスは、古くから魔除けの石として重宝されてきました。
石言葉には「意志の強さ」「自己防衛」「成功」があり、自分を律して目標へ突き進む力を与えてくれます。
迷いを断ち切り、自分自身の軸をしっかり持ちたい時に身につけると良いとされています。
ブルー・トパーズ
透き通った空のような青さが美しいブルー・トパーズも、この日の象徴です。
石言葉は「希望」「知性」「潔白」であり、クリアな思考と幸運をもたらすと信じられています。
誠実な人間関係を築きたい時や、新しいことへの勇気が欲しい時にふさわしい石です。
7月29日のバースデーカラーと誕生色
ハイドレンジアブルー
ハイドレンジアとはアジサイのことで、ハイドレンジアブルーは「アジサイの花のような、しっとりとした薄い青色」を指します。
この色の言葉は「神秘」「知性」「しなやかさ」であり、落ち着きのある大人の雰囲気を演出します。
パーソナリティとしては、常に冷静沈着で、物事の本質を鋭く見抜く洞察力に優れた人が多いとされています。
また、周囲の変化に柔軟に対応できるしなやかさも、この色が持つ大きな特徴です。
7月29日は何座?星座情報
7月29日生まれの人は、しし座(獅子座)に属しています。
しし座は「火」のエレメントを持つ星座であり、その守護星は太陽です。
太陽のように明るく、周囲を自然と惹きつけるリーダーシップの持ち主です。
自己表現が豊かで、自分の考えや夢を堂々と語る姿は、多くの人に勇気を与えます。
一方で、プライドが高く、人からの賞賛を求める気持ちが強すぎるあまり、孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、本来の心の温かさと正義感を発揮すれば、揺るぎない信頼を得て、大きな成功を収めることができるでしょう。
【まとめ】7月29日何の日?振り返り
7月29日は、歴史の歯車が大きく動いた日であり、私たちの身近な文化が育まれた日でもあります。
1858年の日米修好通商条約の調印は、日本が近代国家へと歩み出す苦難の門出でした。
また、1958年のNASA設立は、人類が地球を飛び出し、宇宙へと夢を広げるための大きな転換点となりました。
「世界トラの日」や「福神漬の日」といった記念日は、それぞれが大切にする価値観を再確認させてくれます。
誕生日の有名人や、誕生花・バースデーカラーの情報も含め、7月29日は非常に多面的で豊かな意味を持つ1日です。
今日という日の背景を知ることで、明日からの日々がより彩り豊かなものになることを願っています。