7月11日は、国際的な社会問題から日本の食文化、そして現代のライフスタイルに至るまで、非常に多岐にわたる記念日が集約された日です。
世界的には「人口」という大きなテーマを考える日である一方、国内では「ラーメン」や「コンビニエンスストア」といった、私たちの生活に深く根ざした文化を祝う日としても知られています。
また、日本の真珠産業の礎を築いた歴史的な成功が収められた日でもあり、技術革新と努力の結晶を振り返る機会にもなっています。
このように7月11日は、過去の偉業を讃えつつ、現代の利便性や未来の社会構造に思いを馳せる、極めて意義深い一日と言えるでしょう。
本記事では、この日に制定された数多くの記念日や、歴史を揺るがした出来事、そしてこの日を彩るバースデー情報を詳しく解説していきます。
7月11日は何の日?代表的な記念日・イベント
世界人口デー
世界人口デーは、国際連合人口基金(UNFPA)が1989年に制定した国際的な記念日です。
この日が選ばれた理由は、1987年7月11日に世界の人口がおよそ50億人に達したと推計されたことに由来しています。
この歴史的な節目は「50億人の日」と呼ばれ、人類が直面する人口問題に対する世界的な関心を高めるきっかけとなりました。
世界人口デーの主な目的は、家族計画の重要性、男女共同参画、貧困の削減、母子保健、そして人権としての人口問題への理解を深めることにあります。
現在、世界の人口は80億人を超えており、資源の枯渇や環境破壊、食糧問題など、人口増加に伴う課題はより複雑化しています。
一方で、一部の先進国や地域では急速な少子高齢化が進行しており、労働力不足や社会保障制度の維持が大きな議論の対象となっています。
毎年、国連はこの日に合わせて特定のテーマを掲げ、世界各地でシンポジウムや啓発イベントを開催しています。
私たちはこの日を通じて、自分たちの生活が地球全体の調和とどのように関わっているのかを再考する機会を得ることができます。
ラーメンの日
ラーメンの日は、一般社団法人日本ラーメン協会によって制定された記念日です。
この記念日の由来には、大きく分けて2つのユニークな理由が含まれています。
1つ目は、数字の「7」をレンゲに、「11」を箸に見立てることで、ラーメンを食べる姿を視覚的に表現しているという点です。
2つ目は、日本で最初にラーメンを食べたとされる人物、水戸藩主の徳川光圀(水戸黄門)の誕生日にちなんでいます。
徳川光圀は1628年7月11日に誕生しており、中国の儒学者から献上された中華麺を食したという記録が残っています。
この歴史的エピソードと語呂合わせが融合し、日本の国民食であるラーメンをさらに普及・発展させるための日として定着しました。
ラーメンは今や「RAMEN」として世界中で愛される日本文化の象徴の一つとなっており、その種類も醤油、味噌、塩、豚骨に加え、地域ごとのご当地ラーメンなど多岐にわたります。
この日には、多くのラーメン店でキャンペーンが実施されたり、SNS上で自慢の1杯を投稿する動きが見られたりと、食の祭典のような盛り上がりを見せます。
7月11日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
世界人口デー
国連人口基金が制定。
1987年に世界人口が50億人を突破したことを記念し、人口問題の解決に向けた国際的な協力を促す日です。
日本国内で定められた記念日
真珠記念日
1893年7月11日、御木本幸吉が三重県鳥羽市の神島で初めて真珠の養殖に成功したことを記念しています。
日本のジュエリー産業にとって極めて重要な日です。
職業教育の日
1914年のこの日、実業学校令が改正・施行されたことに由来し、全国実業学校長会が制定しました。
産業を担う人材育成の重要性を啓発する日です。
アルカリイオン水の日
アルカリイオン整水器協議会が制定。
7月11日の「0711」を「おなかにいい」と読む語呂合わせから、胃腸症状の改善に寄与するアルカリイオン水をPRします。
大船渡港の日
岩手県大船渡市が制定。
1932年7月11日に大船渡港が重要港湾に指定されたことを記念し、港の発展を願う行事が行われます。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
セブン-イレブンの日
コンビニエンスストア最大手の株式会社セブン-イレブン・ジャパンが制定。
社名そのものである「7月11日」を、顧客への感謝を伝える日としています。
UHA味覚糖の日
UHA味覚糖株式会社が制定。
社名にある「遊波(ゆうは)」を「711」と読む語呂合わせが由来となっています。
YS-11記念日
1962年7月11日に、初の国産旅客機YS-11の試作1号機が完成したことを記念しています。
日本の航空技術史における金字塔を称える日です。
めんの日
毎月11日を「めんの日」として全国製麺協同組合連合会が制定。
7月11日は特に「ラーメンの日」と重なるため、麺類への関心が高まる日です。
YS-11試作1号機の完成(1962年)
1962年7月11日、愛知県の三菱重工業名古屋航空機製作所において、国産初のプロペラ旅客機「YS-11」の試作1号機がロールアウトしました。
戦後、航空機製造を禁じられていた日本が、再び空の産業へと復帰するための象徴的なプロジェクトでした。
この機体は、戦時中に「零戦」などの設計に携わった技術者たちが結集し、日本の空に適した輸送機を目指して開発されたものです。
完成当日は、多くの関係者が見守る中でその雄姿を現し、日本の技術力の高さを世界に示す一歩となりました。
YS-11はその後、1964年の東京オリンピックで聖火を運ぶという大役を果たすなど、高度経済成長期の日本を象徴する機体となりました。
7月11日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
7月11日は、科学技術の躍進、凄惨な紛争の記憶、そして文化的な転換点など、歴史の重みを感じさせる出来事が多く発生した日です。
世界・海外の歴史的出来事・事件
スレブレニツァの虐殺(1995年)
1995年7月11日、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の最中、東部の町スレブレニツァにおいて、現代ヨーロッパ史上最悪の悲劇の一つとされる「スレブレニツァの虐殺」が始まりました。
当時、スレブレニツァは国連によって「安全地帯」に指定されており、多くのボシュニャク人(ムスリム人)難民が避難していました。
しかし、ラトコ・ムラディッチ率いるスルプスカ共和国軍がこの町を制圧し、数日間にわたって8,000人以上のボシュニャク人の男性や少年が殺害されました。
国連保護軍のオランダ部隊が駐留していたにもかかわらず、この虐殺を阻止できなかったことは、国際社会の平和維持機能に対する大きな不信感と深い反省をもたらしました。
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷は、この事件を「ジェノサイド(集団殺害)」と認定し、首謀者たちに終身刑を言い渡しています。
現在でも7月11日は追悼の日とされており、未だに見つかっていない遺骨の身元確認作業と埋葬式が続けられています。この事件は、民族対立の恐ろしさと、国際社会が平和を守るための責任を問い続ける歴史的な教訓となっています。
アメリカの宇宙ステーション「スカイラブ」の再突入(1979年)
1979年7月11日、アメリカ初の有人宇宙ステーションである「スカイラブ」が地球の大気圏に再突入しました。
スカイラブは1973年に打ち上げられ、多くの科学実験や太陽観測を行ってきましたが、活動終了後に軌道が徐々に低下していました。
再突入の際、機体の大部分は燃え尽きると予想されていましたが、巨大な残骸が居住区に落下する可能性が指摘され、世界中でパニックに近い懸念が広がりました。
結果として、スカイラブの残骸はオーストラリア西部のインド洋から内陸部にかけての無人地帯に落下し、幸いにも人的被害はありませんでした。
この出来事は、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の落下問題に対する国際的な関心を高め、後の宇宙開発における安全対策に大きな影響を与えました。
日本国内の歴史的出来事・事件
御木本幸吉が真珠の養殖に成功(1893年)
1893年7月11日、三重県鳥羽の英虞湾において、御木本幸吉とその妻うめが、世界で初めて半円真珠の養殖に成功しました。
それまで真珠は、天然の貝から偶然に発見されるのを待つしかない非常に希少な宝石であり、その乱獲によってアコヤ貝は絶滅の危機に瀕していました。
御木本は「世界中の女性の首を真珠で飾りたい」という大きな夢を抱き、多額の借金と周囲の嘲笑に耐えながら、試行錯誤を繰り返しました。
この日、引き上げた籠の中にキラリと光る半円形の真珠を発見した瞬間は、まさに日本の宝飾史が塗り替えられた瞬間でした。
その後、1905年には円形の真円真珠の養殖にも成功し、ミキモトの真珠は「東洋の神秘」として世界中に輸出されるようになります。
この成功は、日本が近代化を遂げる中で、独自の技術をもって外貨を獲得する重要な産業を創出したという意味でも極めて大きな価値を持っています。
『週刊少年ジャンプ』の創刊(1968年)
1968年7月11日、集英社から漫画雑誌『少年ジャンプ』(現在の『週刊少年ジャンプ』)が創刊されました。
当日は「男一匹ガキ大将」などの作品を看板に、既存の漫画雑誌の後発としてスタートしました。
創刊当時は隔週刊での発行でしたが、読者アンケートを重視する徹底した市場主義と、「友情・努力・勝利」をキーワードにした編集方針が少年たちの心を掴みました。
その後、1969年には週刊化され、数多くの世界的ヒット作を輩出する日本一の漫画雑誌へと成長しました。
この雑誌の誕生は、単なる出版物の創刊にとどまらず、日本のサブカルチャーが世界へ羽ばたくための強力なエンジンが始動した日とも言えます。
7月11日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
7月11日は、芸術、芸能、スポーツ、そして歴史の舞台で強烈な個性を放つ人々が多く誕生しています。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
徳川光圀(1628年):水戸藩第2代藩主。「水戸黄門」のモデルとして、また『大日本史』の編纂者として知られる。日本のラーメン食の先駆者でもある。
木の実ナナ(1946年):女優、歌手。ミュージカルの世界で長年第一線で活躍し、圧倒的な存在感を誇る。
藤井フミヤ(1962年):ミュージシャン。元チェッカーズのメインボーカルとして一世を風靡し、ソロでも多くのヒット曲を持つ。
三池崇史(1960年):映画監督。バイオレンスからアクションまで幅広く手がけ、海外でもカルト的な人気を誇る。
細田守(1967年):アニメーション映画監督。『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、現代日本を代表する作品を次々と発表。
葉月里緒奈(1975年):女優。その美貌と演技力で90年代から2000年代にかけて多くの話題作に出演。
鈴木亜美(1982年):歌手、タレント。オーディション番組からデビューし、平成の歌姫としてブームを巻き起こした。
前田亜季(1985年):女優。子役時代から活躍し、『バトル・ロワイアル』など多くの映画やドラマで実力を発揮。
加藤シゲアキ(1987年):アイドル(NEWS)、小説家。アイドル活動の傍ら、直木賞候補になるなど作家としても高い評価を得ている。
坂口健太郎(1991年):俳優、モデル。塩顔男子の代表格として人気を博し、数々の映画やドラマで主演を務める。
石井優希(1991年):元バレーボール選手。女子日本代表の主力として、リオデジャネイロ、東京オリンピックに出場。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
ジョン・クインシー・アダムズ(1767年):第6代アメリカ合衆国大統領。第2代大統領ジョン・アダムズの息子でもある。
ジョルジオ・アルマーニ(1934年):イタリアのファッションデザイナー。自身のブランドを世界的帝国に成長させ、「モード界の帝王」と称される。
山本耀司(1943年):ファッションデザイナー。ヨウジヤマモトの創業者。黒を基調としたデザインで、パリ・コレなど世界的に多大な影響を与える。
リチャード・バーノン(1925年):イギリスの俳優。品格のある演技で『ゴールドフィンガー』などの作品に出演。
7月11日生まれのアニメキャラ
佐倉杏子(『魔法少女まどか☆マギカ』):勝ち気だが仲間想いな性格が人気の、物語の鍵を握る魔法少女の一人。
涼風青葉(『NEW GAME!』):ゲーム制作会社に入社した新米キャラクターデザイナー。何事にも一生懸命な主人公。
伊吹藍丸(『新テニスの王子様』):聖イカロス中学校の選手。優れた身体能力を持つキャラクター。
リー・パイロン(李白竜)(『シャーマンキング』):キョンシーとして操られる武神。道蓮の持霊として活躍する。
一ノ瀬トキヤ(『うたの☆プリンスさまぁ♪』):ST☆RISHのメンバー。クールな完璧主義者だが歌への情熱は人一倍強い。
京楽春水(『BLEACH』):護廷十三隊八番隊隊長。飄々としているが、圧倒的な実力を持つ実力者。
7月11日のバースデー情報
7月11日に生まれた人は、直感力に優れ、感受性が非常に豊かであると言われています。この日の誕生花や誕生石は、その繊細な魅力を象徴するものが並びます。
7月11日の誕生花と花言葉
ハイビスカス
夏を代表する鮮やかな花であるハイビスカスは、7月11日の誕生花の一つです。
花言葉には「繊細な美」「新しい恋」「信頼」などがあります。
一日で花がしぼんでしまう「一日花」であることから、その一瞬の輝きを大切にするという意味が込められています。
南国を象徴する明るいイメージは、この日生まれの人の持つ陽気なエネルギーを象徴しています。
アカンサス
古代ギリシャの装飾モチーフとしても有名なアカンサスも、この日の誕生花です。
花言葉は「芸術」「技巧」「離れない結びつき」です。
ギリシャ神話に由来する高貴なイメージを持ち、知的な創造性を刺激する花として愛されています。独創的な感性を持つ7月11日生まれの人にふさわしい花と言えます。
7月11日の誕生石と石言葉
アクチノライト・キャッツアイ
この日の誕生石は、猫の目のような光の筋が現れる「アクチノライト・キャッツアイ」です。
石言葉には「聖なる力」「悪霊からの保護」「集中力」があります。
持ち主の洞察力を高め、進むべき道を照らし出す効果があると信じられています。
魔除けの力も強いとされており、変化の激しい現代社会において心強い守護石となるでしょう。
クリーム・パール
もう一つの誕生石として挙げられるのが、柔らかな輝きを放つ「クリーム・パール」です。
石言葉は「新しい絆」「魅力」「忍耐」です。
御木本幸吉が真珠養殖に成功した日であることから、真珠はこの日に最も縁の深い宝石と言えます。
7月11日のバースデーカラーと誕生色
ラベンダーブルー
7月11日のバースデーカラーは、知的で落ち着いた印象を与える「ラベンダーブルー」です。
この色の特徴は、青の持つ冷静さと紫の持つ高貴さがバランスよく混ざり合っている点にあります。
色言葉は「知性」「洗練」「癒やし」です。
この色を身につけることで、周囲に対して誠実な印象を与え、自分自身の心を穏やかに保つことができると言われています。
直感的なひらめきを論理的に組み立てる能力を持つ、この日生まれの人の知性をサポートしてくれる色です。
7月11日は何座?星座情報
7月11日は「かに座(蟹座)」に属します。
かに座は、12星座の中でも特に「母性」や「包容力」を象徴する星座とされています。
非常に豊かな感情を持ち、自分よりも大切な家族や仲間を守るために強い力を発揮するのが特徴です。
また、鋭い感受性を持っており、他人の痛みや感情の変化に敏感に気づくことができる共感能力の高い人が多い傾向にあります。
一方で、繊細すぎて傷つきやすい一面もありますが、それを守るための「甲羅」のような自己防衛本能も備えています。
7月11日生まれの人は、かに座の持つ優しさに加えて、高い集中力と目的意識を併せ持っているのが強みです。
【まとめ】7月11日何の日?振り返り
7月11日は、世界人口デーという地球規模の視点から、ラーメンの日という身近な食卓の話題まで、非常にバラエティに富んだ一日です。
御木本幸吉が真珠養殖に成功したという歴史は、情熱と努力が報われることを私たちに教えてくれます。
また、『週刊少年ジャンプ』の創刊は、日本のエンターテインメントがどれほど多くの人々に夢を与えてきたかを再認識させてくれます。
藤井フミヤさんや坂口健太郎さん、さらには徳川光圀公まで、時代を超えて多才な顔ぶれが揃うこの日は、まさに「創造性と感謝」が溢れる日と言えるでしょう。
自分自身、あるいは大切な誰かの記念日として、この記事で紹介したエピソードが彩り豊かな会話のきっかけになれば幸いです。
今日という一日が、あなたにとって新しい発見と喜びに満ちたものになることを願っています。