1月15日は、日本の伝統行事と現代の記念日が交差する重要な日付です。
かつては国民の祝日である「成人の日」がこの日に固定されていました。
現在では、旧暦の行事に由来する「小正月」としての側面と、語呂合わせによる「いちごの日」としての側面が広く知られています。
また、歴史的な視点で見ると、世界的なニュースとなった航空機事故からの生還劇や、痛ましいバス事故など、記憶に刻まれるべき出来事が多く発生している特異日でもあります。
この日の背景を知ることで、季節の移ろいと過去の教訓を同時に学ぶことができます。
1月15日は何の日?代表的な記念日・イベント
いちごの日
1月15日は、全国いちご消費拡大協議会が制定した「いちごの日」です。
日付は「いい(1)いち(1)ご(5)」という語呂合わせに由来しています。
この記念日は、ハウス栽培によるいちごの収穫や出荷が本格化する1月中旬に設定されました。
制定の目的は、春の気配を感じさせるいちごの魅力を広め、消費を拡大することにあります。
スーパーマーケットや洋菓子店では、この日に合わせていちごフェアや特別商品の販売が行われることが通例となっています。
毎月22日が「ショートケーキの日(カレンダーで15日の上に22日が乗っているため)」とされるのに対し、1月15日は果物そのものとしてのいちごに焦点が当てられています。
ビタミンCが豊富で風邪予防にも効果が期待されるいちごは、寒さが厳しいこの時期に最適な食材といえます。
近年では、各地のブランドいちごがこの日に合わせて新作発表を行うケースも見受けられます。
小正月(こしょうがつ)
1月15日は、日本の伝統的な年中行事である「小正月」にあたります。
元日を中心とした「大正月(おおしょうがつ)」に対し、1月15日を中心に行われる一連の行事を指します。
この日は、豊作祈願や家庭内の平穏を願う儀式が多く執り行われます。
代表的な風習として、餅や団子を柳の枝に刺して稲穂に見立てる「餅花(もちばな)」や「繭玉(まゆだま)」を飾る習慣があります。
また、小豆を入れたお粥である「小豆粥」を食べることで、一年の無病息災を祈る風習も古くから続いています。
地域によっては、正月飾りや書き初めを焼いて歳神様を見送る「どんど焼き(左義長)」が行われるのもこの時期です。
さらに、年末年始に忙しく働いた女性たちを労う日という意味で「女正月(おんなしょうがつ)」とも呼ばれています。
現代の暦では平日にあたることも多いですが、神社仏閣ではこの日に祭事を行う場所が多く存在します。
1月15日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
ウィキペディアの日(Wikipedia Day)
2001年のこの日、インターネット上のフリー百科事典「ウィキペディア」が公開されたことを記念しています。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア誕生日(アメリカ)
公民権運動の指導者キング牧師の実際の誕生日(1929年1月15日)です。祝日としては1月の第3月曜日が指定されています。
朝鮮語(ハングル)の日(北朝鮮)
北朝鮮において、ハングルの制定を記念する日として定められています。
植樹の日(エジプト)
エジプトにおける植樹活動を推奨し、緑化を推進する記念日です。
教師の日(ベネズエラ)
ベネズエラにおける教育者の貢献を称える日です。
ウィキペディアの創設(2001年)
2001年1月15日、ジミー・ウェールズとラリー・サンガーによって、ウィキペディアが正式に公開されました。
当初は「Nupedia」という専門家による査読付き百科事典の補完プロジェクトとして始まりましたが、誰でも編集できるというWikiシステムの革新性により、瞬く間に世界最大級の知識ベースへと成長しました。
設立から数十年が経過した現在、数百の言語で展開され、情報の民主化を象徴する存在となっています。
毎年この日には、世界中のウィキペディアン(編集者)によって祝賀イベントやカンファレンスが開催されています。
情報の信頼性に関する議論を常に内包しながらも、インターネット文化における最も重要なインフラの一つとしての地位を確立しました。
日本国内で定められた記念日
警視庁創設記念日
1874年(明治7年)のこの日、東京警視庁(現在の警視庁)が創設されたことに由来します。
手洗いの日
「い(1)い(1)て(5)」の語呂合わせから制定されました。
風邪やインフルエンザが流行する季節に、正しい手洗いを啓発しています。
半襟の日
京都半衿風呂敷協同組合が制定しました。
1月は襟を正す月であり、成人式などで着物を着る機会が多いことにちなんでいます。
フードドライブの日
「い(1)い(1)ご(5)はん」の語呂合わせです。
未利用食品を寄付するフードドライブ活動の普及を目指して制定されました。
旧成人の日
1948年から1999年まで、祝日法により1月15日が「成人の日」と定められていました。ハッピーマンデー制度導入により現在は移動祝日となっています。
警視庁の創設(1874年)
明治維新後の混乱期において、首都東京の治安維持を目的として、1874年1月15日に東京警視庁が設置されました。
創設の父とされるのは、薩摩藩出身の川路利良(かわじとしよし)です。
彼はヨーロッパの警察制度、特にフランスの警察制度を視察し、それを日本の実情に合わせて導入しました。
この組織改編により、それまでの軍隊的な治安維持から、市民生活を守る行政警察としての機能が強化されることとなりました。
現在、桜田門に本部を構える警視庁の歴史はここから始まり、日本の警察制度の基礎が築かれた重要な日といえます。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
アドベリーの日
滋賀県高島市安曇川町の特産品「アドベリー(ボイセンベリー)」のPRを目的に制定されました。
美肌の誓いの日
「い(1)い(1)は(5)だ」の語呂合わせです。
株式会社ウィル・ドゥが、素肌の美しさを追求する日として制定しました。
ウィッシュ(WISH)の日
「い(1)い(1)ご(5)」=「今後(15)」という解釈から、将来の願い(WISH)を考える日として一般社団法人・日本記念日協会に登録されています。
いちごに関連する地域イベント
いちごの日に関連して、栃木県の「とちおとめ」や福岡県の「あまおう」など、産地ごとのキャンペーンが活発化します。
特にいちごの生産量が多い自治体では、1月15日を皮切りに「いちご狩り」のシーズン開きを宣言することが多くあります。
また、ホテル業界では「ストロベリービュッフェ」の開始日としてこの日を設定することが一般的になりつつあります。
単なる語呂合わせを超えて、第一次産業から第三次産業までを巻き込む経済効果の高い記念日として機能しています。
1月15日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
1月15日は、近代史において安全管理や危機管理の在り方を問う重大な出来事が複数発生しています。
特に交通機関に関連する事故や奇跡的な生還劇は、後世に多くの教訓を残しました。
世界・海外の歴史的出来事・事件
USエアウェイズ1549便不時着水事故(2009年)
2009年1月15日、ニューヨークで発生した航空機事故は、その奇跡的な結末から世界中に衝撃を与えました。
ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後のUSエアウェイズ1549便が、カナダガンの群れに遭遇し、バードストライクを起こしました。
これにより、航空機の両エンジンの推力が完全に失われるという絶体絶命の事態に陥りました。
機長のチェスリー・サレンバーガーは、空港への引き返しが不可能であると瞬時に判断し、眼下に広がるハドソン川への着水を決断しました。
高度な操縦技術と冷静な判断により、機体は機首を上げながら滑らかに着水することに成功しました。
着水後、機体は徐々に浸水しましたが、乗員乗客155名全員が脱出し、付近を航行していたフェリーや救助船によって無事救助されました。
真冬の極寒の川での出来事でしたが、死者が一人も出なかったことから、メディアはこれを「ハドソン川の奇跡」と呼びました。
この出来事は後に映画化され、機長のプロフェッショナリズムと、緊急時における乗員、管制官、救助隊の連携の重要性を伝える実例として語り継がれています。
大英博物館の開館(1759年)
1759年1月15日、イギリス・ロンドンにある大英博物館が一般向けに開館しました。
医師であり収集家であったハンス・スローン卿の遺言により、彼の膨大なコレクションが国に寄贈されたことが設立のきっかけです。
開館当時はモンタギュー・ハウスという建物を使用していましたが、収蔵品の増加に伴い現在の建物へと拡張されていきました。
世界中の歴史的遺産や美術品を収集・展示する世界最大級の博物館であり、「ロゼッタ・ストーン」などの貴重な文化財を所蔵しています。
「すべての好奇心旺盛な人々に無料開放する」という理念は、現代においても原則として守られています(特別展を除く)。
日本国内の歴史的出来事・事件
軽井沢スキーバス転落事故(2016年)
2016年1月15日の未明、長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで、スキーツアーの大型観光バスがガードレールを突き破り、道路脇に転落しました。
この事故により、乗客である大学生ら13人と乗員2人の計15人が死亡し、26人が重軽傷を負うという大惨事となりました。
事故の原因については、運転手の操作ミスに加え、バス運行会社によるずさんな安全管理体制や、運転手の健康状態の把握不足などが指摘されました。
また、旅行会社が相場を大幅に下回る運賃でバスを手配していたことなど、業界全体の構造的な問題も浮き彫りになりました。
この事故を契機に、貸切バスの安全性向上に向けた法改正や監査の厳格化が進められることとなりました。
毎年1月15日には現場付近で慰霊が行われ、交通安全への誓いが新たにされています。
トンガ海底火山の大規模噴火による津波警報(2022年)
2022年1月15日、南太平洋のトンガ諸島付近にある海底火山「フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ」で大規模な噴火が発生しました。
この噴火による衝撃波(空振)は地球を何周もする規模であり、気象学的な観点からも極めて稀な現象でした。
日本国内では、当初津波の心配はないとされていましたが、気圧変動に伴う潮位上昇が発生し、15日の深夜から16日にかけて太平洋側の広範囲に津波警報・注意報が発令されました。
深夜に携帯電話の緊急速報エリアメールが鳴り響き、多くの沿岸住民が避難を余儀なくされました。
この出来事は、遠隔地の火山噴火が日本に及ぼす予測困難な影響について、新たな防災上の課題を突きつけるものとなりました。
1月15日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
1月15日生まれの人物は、芸術や芸能の分野で独自の道を切り開く才能を持った人が多く見受けられます。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
前田利家(1539年):戦国武将、加賀藩主。織田信長に仕え「槍の又左」の異名をとりました。
西条八十(1892年):詩人、作詞家。童謡や歌謡曲の作詞で昭和の音楽史に名を残しました。
冨士眞奈美(1938年):女優、随筆家。独特のキャラクターでテレビドラマやバラエティで活躍しました。
樹木希林(1943年):女優。圧倒的な演技力と存在感で、日本映画界になくてはならない存在でした。
田中真弓(1955年):声優。『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ役などで知られる国民的声優です。
宮崎緑(1958年):ジャーナリスト、元ニュースキャスター。知的な解説で親しまれています。
石原良純(1962年):俳優、気象予報士。石原軍団の一員として、またバラエティタレントとして幅広く活動しています。
吉岡里帆(1993年):女優。ドラマ『カルテット』やCM出演などで高い人気を誇る実力派女優です。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
モリエール(1622年):フランスの劇作家。古典喜劇の傑作を数多く残しました。
ソフィア・コワレフスカヤ(1850年):ロシアの数学者。女性初の大学教授(北欧)となった人物です。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1929年):アメリカの牧師。公民権運動を指導し、ノーベル平和賞を受賞しました。
ピットブル(1981年):アメリカのラッパー、音楽プロデューサー。世界的なヒット曲を多数生み出しています。
スクリレックス(1988年):アメリカのDJ、プロデューサー。ダブステップを世界に広めた第一人者です。
ダヴ・キャメロン(1996年):アメリカの女優、歌手。ディズニー・チャンネル作品で人気を博しました。
1月15日生まれのアニメキャラ
秋山澪(『けいおん!』):桜高軽音部のベーシスト。左利きで恥ずかしがり屋な性格が人気です。
クリスタ・レンズ / ヒストリア・レイス(『進撃の巨人』):壁の中の秘密に関わる重要人物。調査兵団の一員です。
レイ(『約束のネバーランド』):優れた知能を持つ孤児院の子供。物語の鍵を握る戦略家です。
パンダ(『呪術廻戦』):都立呪術高専東京校の2年生。突然変異呪骸であり、人語を解します。
勢川留美(『ハイスクール・フリート』):砲術員を担当するキャラクター。関西弁が特徴です。
1月15日のバースデー情報
1月15日の誕生花や誕生石には、純粋さや情熱を表す言葉が多く並んでいます。
1月15日の誕生花と花言葉
スミレ(白)
花言葉は「あどけない恋」「無邪気な恋」「潔白」です。
道端にひっそりと咲く可憐な姿が、純粋な心を連想させます。
オンシジューム
花言葉は「可憐」「一緒に踊って」です。
ドレスを着て踊っているような花の形状から、この花言葉が付けられました。
トゲ
花言葉は「厳しさ」です。
特定の植物ではなく、植物の「棘」そのものが誕生花として扱われる珍しいケースです。
1月15日の誕生石と石言葉
インド・スター・ルビー
石言葉は「人生の道しるべ」です。
光を当てると星のような六条の光(スター効果)が現れるルビーで、迷いを払い進むべき道を示すと言われています。
ガーネット
1月全体の誕生石であり、石言葉は「真実」「友愛」「忠実」です。
積み重ねてきた努力を実らせる力を持つ石とされています。
1月15日のバースデーカラーと誕生色
セントー(Centaur)
色言葉は「内面の充実」です。
色コードでは#AF4F54に近い、深みのある赤茶色を指します。
知的で落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す色です。
1月15日は何座?星座情報
1月15日生まれの星座は「山羊座(やぎ座)」です。
12月22日から1月19日までの間に生まれた人が該当します。
山羊座の人は一般的に、責任感が強く、目標に向かってコツコツと努力を重ねる真面目な性格が多いと言われています。
【まとめ】1月15日何の日?振り返り
1月15日は、小正月として一年の健康を願う伝統的な日であると同時に、いちごの日として春の訪れを予感させる明るい日でもあります。
一方で、過去に起きたハドソン川の奇跡や軽井沢スキーバス事故などは、命の尊さや安全への意識を再確認する重要な契機となっています。
また、ウィキペディアの誕生など、現代社会に大きな影響を与えた文化的な転換点でもあります。
歴史的な重みと、季節の楽しみが共存する1月15日。
過去の出来事に学びつつ、旬のいちごを味わったり、家族の健康を祈ったりして、有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。