2月3日は、日本の暦において冬と春を分ける重要な節目にあたる日です。
多くの年において、この日は二十四節気の「立春」の前日である「節分」に該当します。
古くから日本では、季節の変わり目には邪気が生じると考えられてきました。
そのため、豆をまいて鬼(邪気)を払い、福を呼び込む伝統行事が全国各地で行われています。
また、現代史においては、アジアで初めて開催された冬季オリンピックである札幌大会が開幕した日でもあります。
文化的な伝統行事と、国際的なスポーツの祭典という二つの側面を持つ、記憶に残る一日と言えるでしょう。
2月3日は何の日?代表的な記念日・イベント
節分(せつぶん)
節分とは、本来「季節を分ける」という意味を持つ言葉です。
かつては立春、立夏、立秋、立冬の前日すべてを節分と呼んでいました。
しかし、旧暦では立春が一年の始まりとされるため、次第に「節分」といえば春の節分を指すようになりました。
一般的に2月3日が節分となることが多いですが、これは固定された日付ではありません。
地球が太陽の周りを回る公転周期の関係で、立春の日付が変動するためです。
実際、2021年には124年ぶりに2月2日が節分となり、大きな話題となりました。
節分には「鬼は外、福は内」という掛け声とともに福豆(炒った大豆)を撒く「豆まき」が行われます。
この豆まきには、穀霊が宿るとされる大豆の力で、病や災いを滅するという意味が込められています。
また、近年では関西発祥の風習である「恵方巻」を食べる習慣が全国的に定着しました。
その年の縁起が良い方角である「恵方」を向き、無言で太巻きを一本食べ切ることで、願いが叶うとされています。
柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭を刺した「柊鰯」を玄関に飾り、鬼の侵入を防ぐ風習も各地に残っています。
のり巻きの日
1987年、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が制定した記念日です。
制定の目的は、海苔の需要拡大と、海苔巻きという食文化の普及にあります。
日付は、節分の夜に恵方巻を食べる風習に由来しています。
節分に太巻き寿司を食べる習慣は、江戸時代末期から明治時代にかけて大阪の船場や花街で始まったとされています。
当時は「丸かぶり寿司」や「節分の巻き寿司」と呼ばれていました。
海苔巻きには「福を巻き込む」という意味が込められており、縁起物として親しまれています。
また、黒い海苔が鬼の金棒を連想させ、それを食べることで「鬼退治」をするという意味合いもあると言われています。
この記念日をきっかけに、スーパーやコンビニエンスストアでは多様な種類の恵方巻が展開されるようになりました。
海鮮だけでなく、肉やスイーツを使った変わり種の海苔巻きも登場し、現代の食卓を彩るイベントとなっています。
2月3日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
ザ・デイ・ザ・ミュージック・ダイド(音楽が死んだ日)
1959年のこの日、ロックンロールのスターであるバディ・ホリーらが飛行機事故で亡くなったことに由来します。
音楽が死んだ日(1959年)
1959年2月3日、アメリカのロック音楽界を揺るがす悲劇的な飛行機事故が発生しました。
この事故で、バディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパーという将来を嘱望された3人のミュージシャンが命を落としました。
彼らは「ウィンター・ダンス・パーティー」というツアーの最中で、次の公演地へ向かうために小型機をチャーターしていました。
しかし、悪天候とパイロットの経験不足が重なり、アイオワ州クリアレイク近郊のトウモロコシ畑に墜落しました。
この出来事は、当時の若者たちや音楽ファンに巨大な喪失感を与えました。
後にシンガーソングライターのドン・マクリーンは、名曲『アメリカン・パイ』の中でこの日を「音楽が死んだ日(The Day the Music Died)」と表現しました。
このフレーズは世界中に広まり、2月3日はロックンロールの歴史における鎮魂の日として記憶されるようになりました。
彼らの音楽はビートルズやローリング・ストーンズなど、後の偉大なアーティストたちに多大な影響を与え続けています。
日本国内で定められた記念日
大豆の日
ニチモウバイオティックス株式会社が制定しました。
節分の豆まきに大豆を使用することから、大豆製品の普及を目的としています。
乳酸菌の日
カゴメ株式会社が制定しました。
「に(2)ゅうさん(3)」の語呂合わせであり、体に良い乳酸菌を活用した商品をアピールする日です。
不眠の日
エスエス製薬株式会社が制定しました。
「ふ(2)み(3)ん」の語呂合わせから、睡眠不足の改善を啓発する目的があります。
くるみパンの日
カリフォルニアくるみ協会が制定しました。
毎月3日が記念日ですが、「くるみ」の語感に近い2月3日は特に重点的なPRが行われます。
大豆の日制定の背景
大豆の日は、日本人の食生活に欠かせない大豆の健康効果を再認識するために制定されました。
節分という国民的な行事と結びつけることで、より多くの人に関心を持ってもらう狙いがあります。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど良質なタンパク質を含んでおり、イソフラボンなどの機能性成分も豊富です。
近年では、健康志向の高まりや代替肉としての需要から、世界的に注目を集める食材となっています。
この日には、豆まき用の炒り豆だけでなく、豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品全般の消費が推奨されています。
伝統的な行事を通じて、現代人の健康維持に役立つ食材を見直す機会となっています。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
神社本庁設立記念日
1946年2月3日に神社本庁が設立されたことを記念する日です。
日本の神道文化の継承を目的としています。
絵手紙の日
日本絵手紙協会が制定しました。
「ふ(2)み(3)」の語呂合わせから、絵手紙を通じて心を伝える大切さを広める日です。
鬼除け鬼まんじゅうの日
愛知県の郷土菓子「鬼まんじゅう」をPRする日です。
節分の鬼に関連付けて制定されました。
ササミの日
「サ(3)サ(3)ミ(3)」の語呂合わせが一般的ですが、健康・筋肉ブームに関連して2月3日にも話題にされることがあります。
夫婦の日
毎月22日が一般的ですが、2月3日を「ふ(2)うふ(3)円満」と読んで、夫婦の絆を深める日とする説も一部に存在します。
神社本庁設立記念日(1946年)
第二次世界大戦後、日本の宗教制度は大きな変革期を迎えました。
GHQによる「神道指令」が発出され、国家と神道が分離されることになりました。
これを受けて、全国の神社を包括する民間宗教法人として設立されたのが神社本庁です。
1946年2月3日に設立されて以来、伊勢神宮を本宗とし、全国約8万社の神社を包括しています。
この日は、戦後の混乱期において、日本の伝統文化や地域社会の核である神社を守ろうとした先人たちの努力を振り返る日でもあります。
2月3日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
2月3日は、人類の探求心が地理的な限界や地球の重力を超えた日として歴史に刻まれています。
大航海時代の幕開けを告げる発見や、宇宙開発競争における画期的な成功など、世界史を動かす出来事がありました。
世界・海外の歴史的出来事・事件
バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達(1488年)
1488年2月3日、ポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスが率いる船団が、アフリカ大陸南端の地へ到達しました。
当初、この岬周辺は海流が激しく常に嵐に見舞われていたため、ディアスは「嵐の岬」と名付けました。
しかし、この発見はヨーロッパからインドへの東方航路開拓における決定的な一歩でした。
報告を受けたポルトガル王ジョアン2世は、インド到達への希望を込めて、後にこの地を「喜望峰」と改名させました。
この出来事は大航海時代を加速させ、世界の交易ルートを一変させる歴史的な転換点となりました。
ディアスの功績は、後のヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路の完成へと繋がっていきます。
ソ連の無人探査機「ルナ9号」が月面軟着陸に成功(1966年)
1966年2月3日、ソビエト連邦(現ロシア)が打ち上げた無人月探査機「ルナ9号」が、世界初となる月面への軟着陸に成功しました。
それまでの探査機は月面に衝突する形で到達していましたが、機体を破壊せずに着陸したのはこれが人類史上初めてのことでした。
着陸地点は「嵐の大洋」と呼ばれる場所でした。
ルナ9号は着陸直後にカメラを展開し、月面のパノラマ写真を地球へと送信しました。
送られてきた画像には、岩や砂に覆われた荒涼とした月面の様子が鮮明に映し出されていました。
この成功により、月面が探査機や宇宙船の重量を支えられる硬さを持っていることが証明されました。
これは、後の有人月面着陸(アポロ計画)へ向けた科学的な基礎データを確立する上で、極めて重要な成果となりました。
日本国内の歴史的出来事・事件
第11回冬季オリンピック札幌大会が開幕(1972年)
1972年2月3日、北海道札幌市の真駒内屋内競技場で、第11回冬季オリンピック札幌大会の開会式が行われました。
これは日本およびアジアで初めて開催された冬季オリンピックであり、日本のスポーツ史における金字塔です。
大会のテーマソングである『虹と雪のバラード』は広く親しまれ、街中に祝祭ムードが溢れました。
この大会で最も注目を集めたのは、スキージャンプ70メートル級(現在のノーマルヒル)での日本勢の活躍でした。
笠谷幸生選手が金メダル、金野昭次選手が銀メダル、青地清二選手が銅メダルを獲得し、表彰台を日本勢が独占しました。
彼らは「日の丸飛行隊」と呼ばれ、日本中を熱狂の渦に巻き込みました。
札幌オリンピックの成功は、札幌という都市を国際的なウィンタースポーツの拠点として世界に知らしめる契機となりました。
また、地下鉄の開業など都市インフラの整備も急速に進み、札幌の発展に大きく寄与しました。
植村直己がマッキンリー冬期単独登頂に成功(1984年)
1984年2月3日、世界的な冒険家である植村直己が、北米大陸最高峰マッキンリー(現在のデナリ、標高6190メートル)の冬期単独登頂に成功しました。
これは世界初の快挙であり、彼の卓越した登山技術と不屈の精神を示すものでした。
登頂成功の翌日以降、彼は下山を開始しましたが、天候が悪化し、2月13日の交信を最後に連絡が途絶えました。
必死の捜索活動が行われましたが、植村直己が発見されることはありませんでした。
しかし、彼が2月3日に山頂に立ったという事実は、冒険史における輝かしい記録として残されています。
同年、彼の功績を称え、国民栄誉賞が授与されました。
通化事件が発生(1946年)
1946年2月3日、中国吉林省の通化市において、凄惨な事件が発生しました。
日本の敗戦後、中華民国政府の要請を受けた一部の日本人が、現地の中国共産党軍(八路軍)に対して武装蜂起を試みた事件です。
これを「通化事件」と呼びます。
蜂起は事前に情報が漏れていたこともあり、共産党軍によって鎮圧されました。
その後の掃討戦や処刑により、数多くの日本人居留民が犠牲となりました。
戦後の混乱の中で起きた悲劇として、歴史の一ページに刻まれています。
2月3日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
2月3日生まれには、現代のエンターテインメント界を牽引するトップスターたちが驚くほど集中しています。
特に日本の芸能界においては、「奇跡の世代」とも呼べるほど豪華な顔ぶれが揃っているのが特徴です。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
橋本環奈(1999年):女優
福岡県出身。「千年に一人の逸材」として注目を集め、映画『キングダム』や『銀魂』など数々の話題作に出演。紅白歌合戦の司会も務める国民的女優です。
土屋太鳳(1995年):女優
東京都出身。NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務めました。
高い身体能力を活かしたアクション演技にも定評があります。
川島明(1979年):お笑いタレント
京都府出身。お笑いコンビ「麒麟」のボケ担当。
低音ボイスが特徴で、朝の情報番組『ラヴィット!』のMCとしても活躍しています。
有田哲平(1971年):お笑いタレント
熊本県出身。お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」のボケ担当。バラエティ番組の司会やプロレス通としても知られています。
吉田羊(非公表):女優
福岡県出身。小劇場での活動を経てブレイク。ドラマ『HERO』などで見せた存在感ある演技で人気を博しています。
柳原可奈子(1986年):お笑いタレント
東京都出身。ショップ店員などの細かすぎるモノマネでブレイク。
明るいキャラクターでバラエティ番組に欠かせない存在です。
吉村作治(1943年):考古学者
東京都出身。早稲田大学名誉教授。
エジプト考古学の第一人者として、テレビ番組などを通じて考古学の魅力を広めました。
国定忠治(1810年):侠客
上野国(現在の群馬県)出身。
江戸時代後期の博徒であり、講談や演劇の題材として広く知られる伝説的な人物です。
根岸吉太郎(1950年):映画監督
東京都出身。『遠雷』や『ヴィヨンの妻』などの作品で知られ、日本アカデミー賞優秀監督賞などを受賞しています。
山口美江(1960年):タレント
神奈川県出身。「元祖バイリンガルタレント」としてニュース番組のキャスターやCMで活躍しました。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
フェリックス・メンデルスゾーン(1809年):作曲家
ドイツ出身。ロマン派音楽を代表する作曲家の一人。『真夏の夜の夢』の中の「結婚行進曲」は、結婚式の定番曲として世界中で愛されています。
ノーマン・ロックウェル(1894年):画家、イラストレーター
アメリカ出身。市民の何気ない日常を温かいタッチで描き、『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を長年飾りました。
ガートルード・スタイン(1874年):作家、詩人
アメリカ出身。パリに住み、ピカソやヘミングウェイなどの芸術家たちを支援し、「ロスト・ジェネレーション」の名付け親としても知られます。
アマル・クルーニー(1978年):弁護士
レバノン出身。国際法や人権問題を専門とする弁護士であり、俳優ジョージ・クルーニーの妻としても知られています。
ポール・オースター(1947年):小説家
アメリカ出身。『ガラスの街』に始まる「ニューヨーク三部作」などで知られる現代アメリカ文学を代表する作家です。
2月3日生まれのアニメキャラ
遠坂凛(『Fate/stay night』):魔術の名門・遠坂家の継承者であり、才色兼備なヒロインの一人です。
ジャコ・ティリメンテンピボッシ(『ドラゴンボール超』ほか):銀河パトロール隊員として登場する、正義感の強い宇宙人です。
天内叶歌(『ハイキュー!!』):烏野高校バレーボール部のマネージャー候補として登場するキャラクターです。
如月未緒(『ときめきメモリアル』):読書好きで大人しい性格の文系少女で、初代ときメモのヒロインの一人です。
ミミ・パールバトン(『Re:ゼロから始める異世界生活』):猫の獣人の姿をしたキャラクターで、「鉄の牙」副団長を務めています。
2月3日のバースデー情報
誕生日にまつわる花や宝石、色は、その人の性格や運命を象徴するものとして親しまれています。
2月3日のバースデー情報を紹介します。
2月3日の誕生花と花言葉
ツバキ(椿)
花言葉は「完全な愛」「控えめな優しさ」「誇り」です。
日本原産の樹木であり、古くから日本人の美意識を象徴する花として愛されてきました。
冬の寒さの中で凛と咲く姿から、「誇り」や「気取らない優美さ」という意味が込められています。
色によっても花言葉が異なり、赤は「控えめな素晴らしさ」、白は「完全な愛らしさ」を表します。
セツブンソウ(節分草)
花言葉は「気品」「光輝」です。
名前の通り、節分の頃に地面から顔を出して白い花を咲かせる植物です。
春の訪れを告げる可憐な姿から、「春の妖精」とも呼ばれています。
2月3日の誕生石と石言葉
アメジスト(2月の月間誕生石)
石言葉は「誠実」「心の平和」です。
高貴な紫色の輝きを持ち、冷静な判断力や直感力を高めるとされています。
また、愛の守護石として、真実の愛を守り抜く強さを与えてくれるとも言われています。
ガーネット結晶(スギライトやガーネット原石など諸説あり)
2月3日の日別の誕生石としては、ガーネットの結晶やスギライトが挙げられることが多いです。
石言葉には「真実の愛」「勝利」「友愛」などがあります。
ガーネットは積み重ねてきた努力を実らせ、成功へと導くパワーストーンとして知られています。
2月3日のバースデーカラーと誕生色
コペンハーゲンブルー
カラーコードは「#003770」(深い青色)に近い色合いです。
色言葉は「直観」「洞察力」「主役の風格」です。
この色を誕生色に持つ人は、何事も自分の力でやり遂げようとする情熱家であると言われています。
深い洞察力を持ち、周囲に流されることなく自分の道を切り開く強さを持っています。
2月3日は何座?星座情報
2月3日生まれの星座は「水瓶座(みずがめ座)」です。
一般的に1月20日から2月18日までの間に生まれた人が該当します。
水瓶座の人は、常識にとらわれない独創的な発想を持っていることが多いとされます。
博愛主義で誰にでも平等に接し、広い視野で物事を捉える傾向があります。
論理的思考を得意とし、新しい技術や未来志向のアイデアに強い関心を持つのが特徴です。
集団行動よりも個性を尊重する自由人であり、クールに見えて内面には熱い情熱を秘めていることが多いでしょう。
【まとめ】2月3日何の日?振り返り
2月3日は、豆まきや恵方巻で邪気を払う「節分」という伝統的な側面と、札幌オリンピック開幕のような「世界への挑戦」の歴史を持つ日です。
また、バディ・ホリーの悲劇や、植村直己のマッキンリー登頂など、光と影が交錯するドラマチックな一日でもあります。
橋本環奈さんや土屋太鳳さんをはじめとする多くの才能あふれる著名人が生まれた日であることも、この日の華やかさを際立たせています。
過去の歴史や偉人たちに思いを馳せながら、新しい季節の訪れを祝ってみてはいかがでしょうか。