7月13日は、暦の上でも歴史の上でも、非常に多角的な意味を持つ一日です。
日本では多くの地域でお盆の入りを迎え、先祖の霊を自宅へと導く迎え火を焚く伝統的な行事が行われます。
一方で、科学や文化の発展に寄与した記念日も多く、私たちの生活の基盤となる時間のルールが決まった日でもあります。
さらに、エンターテインメントやスポーツの歴史においても、世界規模の大きな転換点となった出来事がこの日に集中しています。
「ナイスの日」という親しみやすい語呂合わせの記念日もあり、日常の小さな発見を大切にする心の余裕も思い出させてくれます。
この日の背景を知ることで、単なるカレンダーの一日ではない、深みのある歴史の継続性を感じることができるでしょう。
7月13日は何の日?代表的な記念日・イベント
日本標準時制定記念日
1886年(明治19年)7月13日、明治天皇の勅令により、東経135度を日本の標準時と定める「標準時ニ関スル件」が発布されました。
それまでの日本では、各地がそれぞれの太陽高度に合わせて時刻を決める「地方平均太陽時」を使用していました。
しかし、鉄道の開通や電信の発達により、全国で統一された時刻の基準が必要不可欠となりました。
この勅令によって、兵庫県明石市を通る東経135度の経線が日本の標準時の基準と定められ、1888年(明治21年)1月1日から正式に運用が開始されました。
当時の政府は、近代国家としての体裁を整えるために、国際的な時間基準の採用を急いだという背景があります。
イギリスのグリニッジ天文台を通る本初子午線から、ちょうど9時間の時差がある位置を日本の中心時間として選定したのです。
この制定により、全国どこにいても同じ「今」を共有できるようになり、物流や交通網の効率化が劇的に進みました。
現代の私たちが正確なスケジュール管理を行えるのは、この日の決断があったからこそと言えるでしょう。
ナイスの日
7月13日は、その数字の並びから「な(7)い(1)す(3)」の語呂合わせで「ナイスの日」とされています。
この記念日は、日常生活の中にある「ナイスなこと」を見つけ出し、前向きな気持ちで過ごすことを目的としています。
誰かを褒めたり、自分自身の努力を認めたりすることで、社会全体にポジティブな空気感を広めるきっかけとなる日です。
特定の企業や団体が主導する厳格な行事というよりは、SNSなどのコミュニティを通じて広まった親しみやすい文化の一つです。
7月という暑さが本格化する時期において、心が明るくなるような言葉を掛け合うことは、精神的な潤いをもたらします。
「今日はナイスな日だ」と意識するだけで、普段は見落としてしまうような小さな幸せに気づくことができるかもしれません。
友人や同僚、家族に対して「ナイス!」と声をかける、そんなささやかな交流が推奨される日でもあります。
7月13日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
ナダム(モンゴル)
モンゴルで最大の国家行事であり、革命記念日を祝う祭典です。
7月11日から13日にかけて開催され、競馬、相撲、弓射の3つの競技が中心となります。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、モンゴル国民にとって最も重要な祭日です。
日本国内で定められた記念日
盆迎え火(盆の入り)
先祖の霊を迎えるために、門口などで麻幹(おがら)を燃やして火を焚く日本の伝統的な行事です。
東京などの一部地域では新暦の7月に行われます。
この火をガイドにして、ご先祖様が迷わずに帰ってくると信じられています。
生命尊重の日
1948年(昭和23年)7月13日に、母体の健康や優生学上の見地から避妊などを認める「優生保護法(現:母体保護法)」が公布されたことに由来します。
命の大切さについて一人ひとりが深く考える機会を提供しています。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
イーサン・ハントの日
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの主人公であるイーサン・ハントの名前にちなみ、パラマウント ピクチャーズ ジャパンが制定しました。
語呂合わせではなく、劇中の活躍や作品のプロモーションに合わせて公式に認定された記念日です。
オカンの日
大阪の有志が、いつも家族のために頑張っている「おかん(母親)」に感謝の気持ちを伝える日として提唱しました。
母の日とはまた少し異なる、親しみやすさと笑いを交えた感謝の形が提案されています。
もつ焼の日
「な(7)い(1)さ(3)」で「内臓(ないぞう)」という語呂合わせから、日本畜産副産物協会が制定しました。
スタミナが求められる夏場に、栄養価の高いもつ焼きを食べて健康増進を図ることを目的としています。
7月13日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
7月13日は、スポーツ、音楽、政治の各分野において、後世に語り継がれるような劇的な瞬間に満ちています。
世界・海外の歴史的出来事・事件
第1回FIFAワールドカップ開幕(1930年)
サッカー界における世界最大の祭典、FIFAワールドカップの記念すべき第1回大会がウルグアイで開幕しました。
当時、プロスポーツとしてのサッカーが普及し始める中で、国際サッカー連盟(FIFA)が主導してナショナルチームの世界一を決める大会が企画されました。
開催地となったウルグアイは、1924年と1928年のオリンピックを連覇しており、さらに建国100周年という節目の年であったため、ホスト国に選ばれました。
参加国は、南米から7カ国、ヨーロッパから4カ国、北米から2カ国の計13カ国のみでした。
ヨーロッパの強豪国の多くは、大西洋を横断する長旅と、それにかかる莫大な費用を嫌い、出場を辞退したという背景があります。
開幕戦はフランス対メキシコ、およびアメリカ対ベルギーの2試合が同時に行われ、フランスのリュシアン・ローランが記念すべき大会第1号ゴールを決めました。
この大会でウルグアイが優勝し、ワールドカップの歴史が華々しく幕を開けたのです。
この小さな始まりが、100年近い時を経て、世界中を熱狂させるメガイベントへと成長することになります。
「ライブ・エイド」開催(1985年)
「1億人の飢餓を救う」という崇高なスローガンのもと、史上最大のチャリティ・コンサート「ライブ・エイド」が開催されました。
発起人はボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロであり、エチオピアの深刻な飢餓救済のための資金調達を目的としていました。
イギリスのウェンブリー・スタジアムとアメリカのJFKスタジアムをメイン会場とし、世界150カ国で同時生中継されるという空前絶後の規模となりました。
出演アーティストは多岐にわたり、クイーン、デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニー、U2、マドンナ、エルトン・ジョンなどが名を連ねました。
特にクイーンのフレディ・マーキュリーによる圧巻のパフォーマンスは、後に「ロック史上最高のステージ」の一つとして数えられるようになりました。
音楽が政治や国境を超え、人道的支援のために世界を一つにした瞬間であり、現代のチャリティ活動のモデルケースとなりました。
このイベントを通じて集まった寄付金は当時の金額で1億5000万ポンド以上に達し、多くの命を救う原動力となりました。
日本国内の歴史的出来事・事件
「ハリウッド」サインの設置(1923年)
現在ではアメリカの映画産業を象徴する有名な「HOLLYWOOD」のサインが、1923年7月13日にロサンゼルスのリー山に設置されました。
意外なことに、この看板は最初から映画産業のために作られたものではなく、不動産業界の広告として誕生しました。
当初の文字は「HOLLYWOODLAND」であり、新しい分譲住宅地の開発を宣伝するための派手な看板に過ぎませんでした。
設置期間も当初は1年半ほどの予定でしたが、映画産業の隆盛とともにハリウッドという街自体が有名になり、看板は撤去されずに残り続けました。
1949年には、老朽化に伴い修復が行われ、その際に語尾の「LAND」が取り除かれて現在の形になりました。
看板の文字一つ一つが14メートル近い高さを持っており、そのスケールの大きさは、まさにアメリカンドリームの象徴そのものです。
今では世界で最も有名なランドマークの一つとして、厳重な管理の下で保護されています。
7月13日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
7月13日は、各界で突出した才能を発揮し、時代を彩ってきた個性豊かな著名人が数多く誕生しています。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
中森明菜(1965年):歌手。1980年代を代表するトップアイドルであり、卓越した歌唱力と表現力で多くのヒット曲を残した伝説的アーティストです。
北斗晶(1967年):元プロレスラー、タレント。現役時代は「デンジャラス・クイーン」として名を馳せ、現在は親しみやすい「鬼嫁」キャラとして広く愛されています。
遠藤章造(1971年):お笑い芸人。コンビ「ココリコ」のメンバー。バラエティ番組での安定した活躍に加え、俳優としても才能を発揮しています。
徳井義実(1975年):お笑い芸人。コンビ「チュートリアル」のメンバー。M-1グランプリ王者であり、その独特の感性とトーク力で人気を博しています。
道重さゆみ(1989年):アイドル、歌手。モーニング娘。の第8代リーダーを務め、グループの再ブレイク期を牽引した功労者です。
鈴木三郎助(1867年):実業家。味の素の創業者。日本の食品産業の近代化に大きく貢献した先駆者です。
能年玲奈(のん)(1993年):女優、創作あーちすと。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で社会現象を巻き起こし、多方面で活動を続けています。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
ハリソン・フォード(1942年):俳優。『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロ役や『インディ・ジョーンズ』シリーズの主演で知られるハリウッドの至宝です。
パトリック・スチュワート(1940年):俳優。『新スタートレック』のジャン=リュック・ピカード役や『X-MEN』のプロフェッサーX役として知られる名優です。
エルノ・ルービック(1944年):発明家、建築学者。世界中で愛される立体パズル「ルービックキューブ」の発明者として有名です。
ジュリアウス・カエサル(ユリウス・カエサル)(紀元前100年):古代ローマの政治家、軍人。「来た、見た、勝った」の名言で知られる、世界史に最も影響を与えた人物の一人です。(※諸説あり、7月12日説も有力)
7月13日生まれのアニメキャラ
7月13日は、高い人気を誇るアニメ作品の重要なキャラクターたちが誕生日を迎えます。
不二周助(『テニスの王子様』):青春学園中等部の「天才」と称されるプレイヤー。優雅なプレイスタイルとミステリアスな魅力でファンを魅了しています。
李小狼(『カードキャプターさくら』):香港から来た転校生であり、魔術を操る少年。主人公さくらとの切ない恋模様も描かれ、非常に人気の高いキャラクターです。
朝比奈みくる(『涼宮ハルヒの憂鬱』):SOS団の書記であり、未来から来たタイムトラベラー。その可愛らしい容姿と言動で作品のアイドル的存在です。
一ノ瀬ことみ(『CLANNAD』):図書室にこもりがちな天才少女。独特の話し方と、過去の記憶にまつわる感動的なストーリーが印象的です。
7月13日のバースデー情報
誕生日にまつわる各種の象徴的データは、その日に生まれた人の性格や運命を暗示すると言われています。
7月13日の誕生花と花言葉
松葉ボタン(マツバボタン)
マツバボタンは、厳しい暑さの中でも色鮮やかな花を咲かせる非常に強健な植物です。
その性質から、花言葉には「無邪気」「可憐」といった清らかな意味が込められています。
日差しを浴びて元気に咲く姿は、夏の到来を象徴する明るさに満ち溢れています。
グラジオラス
垂直に伸びる茎に多くの花を咲かせるグラジオラスは、凛とした美しさを持っています。
花言葉には「密会」「用心」「勝利」などがあり、ラテン語の「剣(グラディウス)」に由来する鋭い葉の形が影響しています。
強い意志と高潔な精神を象徴する花として、贈り物にも選ばれることが多い種類です。
7月13日の誕生石と石言葉
クリソベリル・アレキサンドライト
太陽光の下では青緑色、白熱灯の下では赤紫色へと色を変える「宝石の王様」とも呼ばれる希少石です。
石言葉には「秘めた想い」「高貴」「情熱」があり、二面性を持つ美しさが特徴です。
周囲の状況に合わせて自分を磨き、輝きを変えることができる柔軟性と、芯の強さを与えてくれると言われています。
7月13日のバースデーカラーと誕生色
エバーグリーン(Evergreen)
エバーグリーンは、常緑樹のような深みのある濃い緑色を指します。
この色の誕生色としての言葉は「落ち着き」「誠実」「独り立ち」です。
何事にも動じない安定感と、信念を持って突き進む意志の強さを象徴するカラーです。
この色を身につけることで、精神的な安らぎを得ながらも、自分自身を律する力が湧いてくるとされています。
7月13日は何座?星座情報
7月13日生まれの人は、かに座(蟹座)に属します。
かに座の守護星は「月」であり、非常に豊かな感受性と鋭い直感力を持ち合わせているのが特徴です。
自分のテリトリーや愛する人々を守ろうとする保護本能が強く、献身的で慈愛に満ちた行動を取ることができます。
一方で、デリケートな内面を持っているため、周囲の環境や感情の波に影響を受けやすい側面もあります。
記憶力が良く、過去の経験を大切にする傾向があるため、歴史や伝統を重んじる職業にも向いています。
【まとめ】7月13日何の日?振り返り
7月13日は、時間と空間の基準を定めた「日本標準時制定」や、世界初の「ワールドカップ開幕」といった、基盤を作る出来事が目立つ日でした。
また、お盆という日本の伝統行事と、チャリティ活動の極致であるライブ・エイドのような現代の連帯が共存する日でもあります。
中森明菜さんのような唯一無二の表現者や、ハリソン・フォードさんのような世界的なスターが誕生したこの日は、まさに「スターの誕生」を象徴しているかのようです。
「ナイスの日」にふさわしく、身近なナイスな出来事に目を向けながら、この日の深い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。