9月7日は、私たちの日常生活に欠かせない文化や習慣にスポットが当たる記念日が重なっています。
まず注目すべきは、日本のメディア文化において重要な役割を果たしてきた「CMソングの日」です。
この記念日は、ラジオ放送の黎明期に誕生し、その後のテレビ広告の在り方を決定づけるきっかけとなりました。
また、実用的な側面では、メガネやレンズを清潔に保つことを呼びかける「クリーナーの日」も制定されています。
これは語呂合わせに由来するものですが、清潔な視界を確保するという健康面での意識向上にも貢献しています。
国際的な視点で見ると、ブラジルにとっては国家の根幹を成す「独立記念日」という非常に重みのある日です。
さらに、近年では環境問題への関心の高まりを受け、国連によって「青空のためのきれいな空気の国際デー」も設けられました。
このように、9月7日は個人の生活習慣から国家の歴史、地球規模の環境保護まで、多岐にわたるテーマが含まれる一日です。
9月7日は何の日?代表的な記念日・イベント
CMソングの日
1951年(昭和26年)9月7日、日本で初めてのCMソング(コマーシャルソング)が公共の電波に乗って放送されました。
この画期的な出来事を記念して、9月7日は「CMソングの日」として定着しています。
当時の日本は戦後の復興期にあり、ラジオ放送が国民の主要な娯楽であり、情報源でもありました。
日本初のラジオ広告は、この年の9月1日に開局したばかりの中部日本放送(CBC)で流れました。
記念すべき最初のCMソングとなったのは、小西六写真工業株式会社(現在のコニカミノルタ)の広告です。
曲のタイトルは「僕はおアマチュア・カメラマン」というもので、作詞・作曲は三木鶏郎氏が手掛けました。
それまでの広告は、アナウンサーが商品名を読み上げるだけの単純な形式が主流でした。
しかし、軽快なメロディに乗せて商品や企業のイメージを伝える手法は、当時の聴取者に大きな衝撃を与えました。
歌の力を使うことで、消費者の耳に商品名が残りやすくなり、購買意欲を刺激する効果が飛躍的に高まりました。
この成功を受けて、他社も続々と独自のCMソングを制作するようになり、日本の広告文化は急速に発展していきました。
現在でも、耳に残るフレーズや印象的な音楽は、優れた広告の代名詞として認識されています。
9月7日は、私たちが日々何気なく耳にしている広告音楽の歴史が始まった、記念すべき一歩の日と言えるでしょう。
クリーナーの日
9月7日は、「クリーナーの日」としても知られています。
この記念日は、メガネクリーナーの製造および販売における国内最大手メーカーである、株式会社パールが制定しました。
日付の由来は、「ク(9)リー(7)ナー」という非常に分かりやすい語呂合わせに基づいています。
この日の目的は、単にクリーナーという製品を宣伝することだけではありません。
メガネやレンズを定期的に清掃することで、「より明るい視界で生活を楽しんでほしい」という願いが込められています。
メガネは日常生活の中で埃や皮脂などで汚れやすく、放置すると視界が遮られるだけでなく、レンズの劣化を招くこともあります。
正しい方法でメンテナンスを行うことは、大切な道具を長持ちさせるための知恵でもあります。
近年ではメガネだけでなく、スマートフォンの画面やパソコンのディスプレイを清掃する重要性も高まっています。
デジタルデバイスを常に清潔に保つことは、衛生面だけでなく機器の操作性を維持するためにも不可欠です。
株式会社パールはこの記念日を通じて、正しいクリーニング方法の啓発活動なども行っています。
9月7日は、身の回りのものを磨き、心までスッキリとさせるための「お掃除」を意識する良い機会となります。
9月7日に制定されたすべての記念日・イベント一覧
海外・国際的に定められた記念日
ブラジル独立記念日
1822年9月7日、ブラジルがポルトガルからの独立を宣言したことを祝う、ブラジル連邦共和国のナショナルデーです。
青空のためのきれいな空気の国際デー
国連が2019年に採択した国際デーで、大気汚染の削減と人々の健康、気候保護への意識を高めることを目的としています。
絶滅危惧種の日(オーストラリア)
1936年のこの日に最後のフクロオオカミ(タスマニアタイガー)が死亡したことを受け、生物多様性の保護を訴える日として定められています。
ブラジル独立記念日(1822年)
1822年9月7日は、南米最大の国家であるブラジルが、宗主国ポルトガルとの関係を断ち切り、独立を宣言した運命の日です。
この出来事は、当時のポルトガル王太子であったドン・ペドロが、サンパウロのイピランガ川のほとりで発した言葉から始まりました。
彼は「独立か、さもなくば死か!」という劇的な宣言を行い、自らブラジル皇帝ペドロ1世として即位しました。
当時の背景として、ナポレオン戦争の影響でポルトガル王室がブラジルのリオデジャネイロに移転していたという特異な事情があります。
王室が本国へ戻った後、ブラジルの地位を再び植民地へと格下げしようとするポルトガル議会の動きに、現地の人々は強く反発しました。
ペドロ1世はこの民衆の期待に応える形で、平和的かつ果敢な決断を下したのです。
ブラジルにおけるこの日は、軍事パレードや華やかな式典が全国各地で開催される、一年で最も重要な祝祭日の一つとなっています。
日本国内で定められた記念日
CMソングの日
1951年に日本で初めてのラジオCMソングが放送されたことを記念し、広告業界や放送業界で意識される記念日です。
クリーナーの日
メガネクリーナーの普及と、身の回りのものを清掃する文化を広めるために株式会社パールが制定しました。
近江牛の日
滋賀県の特産であるブランド牛「近江牛」の魅力を発信するため、語呂合わせから「滋賀県食肉生活衛生同業組合」などが制定に関わっています。
近江牛の日
9月7日は、日本三大和牛の一つとして名高い「近江牛(おうみうし)」の記念日です。
この日付は、「きゅう(9)な(7)な」という読みが「おうみ」に近いという語呂合わせに由来しています。
近江牛は、滋賀県内の豊かな自然環境で最も長く肥育された黒毛和牛を指します。
その歴史は非常に古く、江戸時代には彦根藩から将軍家へ養生薬として献上されていたという記録も残っています。
肉質はきめ細やかで、口の中でとろけるような脂の甘みと香りが特徴です。
この記念日には、滋賀県内の飲食店や精肉店でキャンペーンが行われることもあり、伝統ある味を再確認する日となっています。
その他・民間企業や団体が制定した記念日
鏡の日(11月11日の他、9月7日も関連付けられる場合あり)
一部の団体で「きれいな鏡」を意識する日として扱われますが、一般的にはクリーナーの日と併せて清掃の重要性が強調されます。
吉川なまずの日
埼玉県吉川市の特産品である「なまず」をPRする日。語呂合わせや地域の伝統行事に関連して設定されています。
吉川なまずの日
埼玉県吉川市では、9月7日を「なまずの日」として、地域の活性化に取り組んでいます。
かつての吉川市は川に囲まれた地形から、なまず料理が郷土食として根付いていました。
「な(7)まず」という語呂と、秋の味覚が深まる時期に合わせて、なまず文化を次世代に継承するイベントなどが行われます。
9月7日に何があった?世界を動かした過去の出来事・事件
9月7日は、帝国の興亡から近代科学の進歩、そしてメディアの変革に至るまで、数多くの劇的な出来事が起きた日です。
世界・海外の歴史的出来事・事件
ボロジノの戦い(1812年)
1812年9月7日、ナポレオン・ボナパルト率いるフランス帝国軍と、クトゥーゾフ将軍率いるロシア帝国軍が、モスクワ近郊のボロジノで激突しました。
これはナポレオンのロシア遠征において、最も凄惨で最大の規模となった会戦です。
両軍合わせて約25万人の兵力が投入され、わずか一日の戦闘で合計7万人以上の死傷者が出るという、近代以前の戦争としては極めて高い犠牲者数を出しました。
戦術的にはフランス軍が勝利し、ナポレオンはモスクワへの入城を果たしましたが、ロシア軍は壊滅を免れて撤退に成功しました。
結局、ロシア側が降伏を拒否し続けたことと、迫りくる冬の厳しさにより、ナポレオンは悲惨な退却を余儀なくされます。
この戦いはナポレオン帝国の没落が始まる、大きな分岐点として歴史に刻まれています。
北京議定書の調印(1901年)
1901年9月7日、中国(清朝)と欧米・日本の11カ国との間で「北京議定書(辛丑条約)」が締結されました。
これは、前年に発生した「義和団の乱」という排外主義的な暴動を、列強連合軍が鎮圧した結果として結ばれた講和条約です。
条約の内容は清朝にとって極めて過酷なもので、当時の国家予算の数倍に及ぶ4億5000万テールという莫大な賠償金の支払いが課されました。
さらに、北京への外国軍隊の駐留が認められるなど、清朝の主権は大きく制限されることとなりました。
この条約は清朝の財政を破綻させ、中国国民の不満を増大させ、後の辛亥革命へとつながる遠因となりました。
日本国内の歴史的出来事・事件
日本初のカラーテレビ予備免許交付(1960年)
1960年9月7日、郵政省(現在の総務省)はNHKおよび民放4社に対し、カラーテレビの本放送に関する予備免許を交付しました。
これにより、日本における放送メディアは、モノクロからフルカラーへと移行する決定的な一歩を踏み出しました。
それまでのテレビ放送は黒と白の階調のみで表現されていましたが、カラー化によって情報の再現性は飛躍的に向上しました。
この発表のわずか3日後には正式な本放送が開始され、日本はアメリカに次いで世界で2番目のカラー放送開始国となりました。
当時のカラーテレビは非常に高価な贅沢品でしたが、この日の決定がきっかけとなり、高度経済成長期の「三種の神器」の一つとして広く普及していくことになります。
8cmCDシングルの発売(1987年)
1987年9月7日、日本で初めての「8cmCDシングル」が発売されました。
それまでのシングル曲は、直径17cmのEPレコードが主流でしたが、デジタル化の波とともに小型の光ディスクへと世代交代が始まりました。
この小型CDは、独自の短冊形のパッケージで販売され、日本の音楽市場において1990年代に爆発的なヒットを記録することとなります。
ミリオンセラーを連発したJ-POPの黄金時代は、この8cmシングルというメディア形式とともに築かれました。
後に12cmシングルが主流となるまでの約10数年間、日本の音楽シーンを象徴するアイテムの誕生日と言えます。
9月7日が誕生日の有名人:歴史人物から人気芸能人まで
9月7日は、政治、芸術、エンターテインメントの各分野で、歴史に名を残す個性が誕生した日です。
日本国内で生まれた著名人・芸能人
長渕剛(1956年):シンガーソングライター。魂を揺さぶる歌声で熱狂的な支持を集める音楽界の重鎮です。
山﨑賢人(1994年):俳優。映画『キングダム』や『ゴールデンカムイ』など、アクションから繊細な演技までこなすトップ俳優です。
小澤征悦(1974年):俳優。渋みのある演技でドラマや映画に欠かせない存在感を発揮しています。
徳永えり(1988年):女優。透明感のある演技で数多くの作品に出演しています。
岡部麟(1996年):タレント、元AKB48。多才な活動で知られるアイドル出身の著名人です。
清水由貴子(1959年):歌手、女優、タレント。「欽ちゃんファミリー」の一員としても親しまれました。
山本博(1978年):お笑い芸人、ロバートのメンバー。ボクシングなどの多趣味な活動でも知られます。
海外で生まれた著名人・歴史上の人物
エリザベス1世(1533年):イングランド女王。チューダー朝の最盛期を築き、「黄金時代」を実現した偉大な君主です。
バディ・ホリー(1936年):ミュージシャン。ロックンロールの黎明期に多大な影響を与えた伝説のアーティストです。
エリア・カザン(1909年):映画監督。『欲望という名の電車』など、リアリズムを追求した名作を世に送り出しました。
ジョヴァンニ・カッシーニ(1625年):天文学者。土星の輪に隙間があることを発見するなど、宇宙観測に多大な貢献をしました。
ジョン・ドルトン(1766年):化学者、物理学者。近代的な原子説を提唱し、物質の構成に関する理解を深めました。
9月7日生まれのアニメキャラ
エリザベス(『銀魂』):主人公の仲間である桂小太郎の相棒で、謎の多い白い物体のようなキャラクターです。
油女シビ(『NARUTO -ナルト-』):木ノ葉隠れの里の忍。虫を操る油女一族の長であり、油女シノの父親です。
桐生萌郁(『STEINS;GATE』):ラボメンのNo.005。無口で携帯電話でのメールのやり取りを好む女性です。
天満光(『あんさんぶるスターズ!』):明るく元気いっぱいで、運動神経抜群なアイドルグループ「Ra*bits」のメンバーです。
里塚賢汰(『ワールドトリガー』):ボーダーの隊員。確かな実力を持つスナイパーとして登場します。
月永レオ(『あんさんぶるスターズ!』):天才的な作曲能力を持つ、ユニット「Knights」のリーダーです(※公式設定により5月5日とされる場合もありますが、9月7日として祝われるケースが見られます)。
9月7日のバースデー情報
9月7日に生まれた人に関連する、誕生花、誕生石、バースデーカラーの情報を詳しく解説します。
9月7日の誕生花と花言葉
オレンジリリー(百合)
オレンジ色の鮮やかな百合は、見る人に元気を与える美しさを持っています。
花言葉には「華麗」「愉快」「軽率」といった意味が込められています。
華やかで社交的な魅力を象徴する一方で、その明るさが時に大胆な行動を引き起こすという二面性を示しています。
ハマギク(浜菊)
日本の海岸沿いに自生する、たくましくも清らかな白い花です。
花言葉は「逆境に立ち向かう」「友愛」です。
厳しい海風に耐えて咲く姿から、困難な状況でも希望を捨てない強さを象徴する花として愛されています。
9月7日の誕生石と石言葉
ヘッソナイト・ガーネット
ガーネットの中でも、温かみのあるオレンジ色やシナモンカラーをした希少な石です。
石言葉には「自己愛」「癒やし」「生命力」が含まれています。
持つ人の心に安定をもたらし、内に秘めたエネルギーを引き出す効果があると信じられています。
サファイア(9月の誕生石)
9月全体の誕生石であるサファイアは、高潔さと誠実さを象徴する深い青色の宝石です。
石言葉は「慈愛」「誠実」「真理」です。
知性を高め、揺るぎない信念を貫く手助けをしてくれる石として、古代から王族や聖職者に珍重されてきました。
9月7日のバースデーカラーと誕生色
ディープシー(Deep Sea)
深海を思わせる、静かで深いダークブルーに近い色彩です。
色言葉は「自説を曲げない」「信念」「自信」です。
この色を誕生色に持つ人は、落ち着きがあり、自分の軸をしっかりと持った強い意志の持ち主であるとされています。
周囲に流されず、物事の心理を深く探求する姿勢が、この深い青色に反映されています。
9月7日は何座?星座情報
9月7日に生まれた人は、おとめ座(乙女座)に属します。
おとめ座は、非常に思慮深く、現実的で細やかな気配りができる星座とされています。
分析能力が高いため、複雑な問題を整理して解決策を見出すのが得意な、実務家タイプが多いのが特徴です。
また、清潔感を好み、責任感が強いため、周囲からの信頼も厚い傾向にあります。
完璧主義な一面がストレスになることもありますが、持ち前の忍耐力で目標を達成する力を持っています。
【まとめ】9月7日何の日?振り返り
9月7日は、日本のメディア文化を彩った「CMソングの日」であり、レンズを通して世界を鮮明に見つめる「クリーナーの日」でもありました。
歴史的にはブラジルの独立という大きな転換点や、ナポレオン戦争のボロジノの戦いといった重厚な物語が詰まった日です。
山﨑賢人さんや長渕剛さんといった、各界のカリスマたちが生まれた日であることも、この日の持つ強いエネルギーを感じさせます。
誕生花のオレンジリリーが示す「華麗さ」と、バースデーカラーのディープシーが示す「深い信念」。
9月7日は、華やかな表舞台の裏側に、確固たる歴史の積み重ねと強い意志が秘められた、実に奥深い一日と言えるでしょう。